行きたいのはヤマヤマだっ! -5ページ目

笹子駅-笹子雁ヶ腹摺山-お坊山-大鹿峠-甲斐大和駅

日程

2018年09月23日(日)

山行ルート

笹子駅-笹子雁ヶ腹摺山-お坊山-大鹿峠-甲斐大和駅

コースタイム(休憩含)

07:35





夏の縦走から早一カ月が経過。

一カ月も休むと、あっという間にヘナチョコな足腰に戻ってしまいます。

10月の前半には二泊三日の山行を予定しているので、この辺りで歩いておかないと。

という訳で、少し長めのコースを歩いてきました。

いつもは日曜日に山に行って翌日は仕事なので、あまり長いルートは歩きたくなかったりしますが、この日は翌日も休日。

これまで行こうかどうしよか迷っていた笹子雁ヶ腹摺山に行ってきました。


詳細情報は以下のYAMAPヤマレコからどうぞ。


★YAMAPのデータ★

https://yamap.co.jp/activity/2432926


★ヤマレコのデータ★

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1592918.html


★おすすめ地図アプリ「Geographica」★

http://geographica.biz/


<BLOGのトップページに戻る>


今年は贅沢 夏山第二弾! 折立~黒部五郎岳~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高温泉

日程

2018年08月13日(月)-2018年8月16日(木)

山行ルート

折立-薬師峠-黒部五郎岳-黒部五郎小舎-双六岳-双六小屋-新穂高温泉

所要時間(休憩含)

1日目 05:53 / 2日目 10:11 / 3日目 05:50 / 4日目 06:39 / 合計 32:09

徒歩時間

1日目 04:43 / 2日目 08:25 / 3日目 04:39 / 4日目 05:33 / 合計 23:20

距離

1日目 7.0km / 2日目 13.5km / 3日目 6.6km / 4日目 13.0km / 合計 40.1km


YAMAPのデータ

ヤマレコのデータ




今年の夏山は最後の最後まで行き先を迷いました(毎回のような気もしますが)。

スタート地点は折立で、まずは薬師峠キャンプ場でテントを張ることは確定ですが、そこから薬師岳を超えて立山へと向かうか、それとも黒部五郎岳を経由して双六岳を超えて最後は笠ヶ岳を登って新穂高に下るか。

立山へ向かうルートは、薬師岳から先の岩場が技術的にも気持ち的にもやや不安・・・。

新穂高へ向かうルートは、距離的に長いのがやや不安・・・。

そんなことを考えながら、基本的には立山へ向かうつもりで折立に到着。


折立は2016年の夏以来の二度目。

自宅から公共の交通機関で来ると初日はここまでで精一杯なので、ここでテントを張ってまったり。天気は晴れたり小雨が降ったり。


翌日は2時半に起床。今にも降りそうな天気の中4時過ぎに出発!


歩き始めてしばらくするとポツポツと。前回と似たような展開。

もともと天気予報もこの日は雨交じりだったので、割り切って翌日に期待しつつ黙々と高度を上げていきます。


時折、雨足が強まる中、黙々と黙々と。地味に一本調子の登りが続くので結構疲れますね。


五光岩ベンチまで来ると、ようやく傾斜もゆるやかに。ふぅ。

今回も前回と同じく小雨交じりでガスガスで同じような景色。一度天気が良い日にこのルートを歩いてみたいですね。


五光岩ベンチから約1時間で太郎平小屋に到着。相変わらずの雨。稜線は風が抜けるので結構寒かったです。

予定より早く到着したので、小屋の前でまったりしようかとも思いましたが、この後雨が強くなるとテントを張るのが大変になるのでテント場へ移動することに。

せめてテントを張るときぐらいは雨が止んでいて欲しいと思うのは皆一緒ですよね。


それにしても、太郎平は広くて気持ちいい所ですよね。ぜひ一度天気が良い日に訪れたいです。

7月の梅雨明け直後ぐらいが狙い目なんでしょうかね。


太郎平小屋から薬師峠キャンプ場までは、ほぼ木道。雨の日は濡れていて滑りそうで腰が引ける。。。


木道の周辺には色の濃いぃリンドウ。


テント場に着いた頃は雨が止んでいたので、そそくさとテントを設営。

フライを被せたところで雨がポツポツと。ギリギリのタイミングでした。良かった。

その後も降ったり止んだり。強く降ることもある中、続々と登山者が到着して、いつの間にやらテント場も賑やかに。

備忘録 太郎平小屋にはハイボールも売っているがテント場ではビールしか売っていない。


翌日2時に起きてテントの外に出てみると満天の星!!天の川もクッキリ。

期待に胸を膨らませて4時過ぎにテント場を出発。

しかし、歩き始めた頃にはガスガスに。山の天気は変わりやすい。。。

で、行き先ですが、結構雨が強く降ったこともあり薬師岳の先の岩場が怖いので新穂高へ降りるルートにしました。

ということで、この日は黒部五郎岳を超えて黒部五郎小舎に向かいます。


2016年の夏は薬師沢に下りましたが今回は直進。

ガスガスの中ですが、初めてのルートはワクワクしますよね。


展望も全く無いので、太郎山には寄らずに今日も黙々と進みます。


黙々と歩いていると、少しずつガスが晴れてきた!

景色が見えてくるとテンションも比例して上昇!


振り返ると、薬師岳の稜線も見えてきました!


ほぼすっかり展望も開け、北ノ俣岳へのご機嫌な稜線が目の前に広がりました。

穏やかで広々としてステキな稜線です。


そして薬師岳の方から朝日が。いい感じの夜明けです。


振り返って太郎平。まだ薬師峠キャンプ場だけはガスの中のようですね。

これからテント場を出発する人は歩き始めて少ししたらテンション急上昇な展開ですね。

それを想像するとニヤニヤしてしまいます。


急坂を上り詰めて穏やかな場所にたどり着くと東側の景色がドドーーーン!

昨日の雨は帳消しな景色です。来てよかった(涙。


進む先には今回のメインイベントの笠ヶ岳が。

笠ヶ岳に向かって歩く超ご機嫌な稜線歩きの始まりです。


そこかしこにチングルマ。

朝露に濡れた綿帽子がキレイ。癒されますね~。


北ノ俣岳を超えると、さらにご機嫌な眺め。

もともと予定していた薬師岳越えのルートは岩肌を歩くルートのようですが、こちらはハイマツの緑が優しい穏やかなルート。

我々は、やっぱりこっちですね。


今のところ、本日のラスボス黒部五郎岳は雲の中。


この穏やかなピークを越えると、本日のラスボスが登場。


黒部五郎岳はデカい。そして登りは急なジグザグ・・・

いやー、テン泊装備で登るのはきつい。ただでさえ、高所に弱いので息も絶え絶え。


すれ違う人に「もう少しですよ。」「がんばって。」と励まされながら、何とか肩に到着して、ここからはザックはデポして山頂を目指します。

この時、急にボタボタと大粒の雨。

デポしたザックにザックカバーをして、カッパを着込んで山頂へ向かいます。


山頂は残念ながらガスガスでしたが、時折見えるカールがデカい。

自然ってとにかく雄大ですね。


山頂で一服したら黒部五郎小舎を目指します。


肩にはまだチングルマの花が残っていました。

初チングルマの花。ちょっと嬉しい。


肩からカールへの下りは、結構急。登りは勘弁です。。。


カールの下部から見上げる黒部五郎岳は迫力です。

THE 壁.

映像や画像では絶対に伝わらないデカさ。来てよかった。


五郎の語源らしい、でかい岩がゴーロゴーロ。


沢沿いの道には、そこかしこに花が。

いいですよね。この雰囲気。


でも、黒部五郎小舎までの道のりが長い・・・

薬師峠から歩いてきた身には辛い。上り下りは少ないですが地味に辛い。


疲れを一瞬だけ忘れる瞬間。


疲れを一瞬だけ忘れる瞬間2。一瞬だけですが。でも、高山植物はやっぱりキレイですね。


やっと黒部五郎小舎に到着。

我々は鈍足ということもありますが、10時間の行程は長かったです。


初めてきた黒部五郎小舎のテント場は遠くから見ると、空きが一杯ありそうだったのですが、岩が多く張れる場所は限定的な感じですね。


上段と下段に分かれていて、下段の方がフラットな感じですが、下段の方は雨が降るとやや水がたまりそうな印象だったので、少し斜めでしたが上段に張りました。

この日は夕方から雷も遠くで聞こえてきて大雨。

二日連続で、テントを張った後はテントの中で酒を飲みながら大人しく読書タイム。


翌日2時に起きてテントの外に出ると、この日も満天の星!

2日連続で同じ展開。今日も期待できそうです。

黒部五郎小舎からの登りはじめは結構きつい。かなりきつい。


でも登っていくと、黒部五郎岳がドドーンと。

壮大な眺めです。来てよかった。


そして今回の山行のラスボス笠ヶ岳も。

ここからの笠ヶ岳はいいですね。きれいな三角形。まさに笠だ。


三俣蓮華岳への登り。

2016年の夏には息も絶え絶えで断念した山。今回は登れそう。


ふと道端に目をやると夏の花。登山のいいアクセントですよね。


そして三俣蓮華岳に到着!


360度の絶景!

南東には表銀座!


北東にはデッカイ鷲羽岳!


北西には雲ノ平と、その向こうに薬師岳!


西側には自分たちの足で歩いてきたルートの全貌!


ここは北アルプスの展望台ですね。

登ってくる登山者がみんな笑顔!


山頂にも嬉しいアクセント。


さて、次は双六岳に向けてのご機嫌な稜線歩き。

笠ヶ岳がジワジワと近づいてくる~。


三俣蓮華岳から双六岳へのルートがこんなに素晴らしいとは。

前回は、ガスガスだったので巻道を使いましたが、晴れていればこんなにも良いルートだったんですね。


ほんとに素晴らしい稜線です。

ハイマツの緑と白い砂と青い空と白い雲のコントラストが、本当に素晴らしいです。


そして嬉しいアクセント。


双六岳の山頂からは有名な槍への滑走路。


歩いてきた道。


十分景色を堪能したら、槍への滑走路を歩いて双六小屋へ。


今日は黒部五郎小舎から双六小屋までの短い行程。


11時前には小屋に到着。テント場もガラガラ。

時間も山もりあるので、テントを張る前に生ビール!

生ビールを飲み終わって、ほろ酔い気分でテントを張っていたら雨がポツポツと・・・。


薬師峠、黒部五郎小舎と同様、テントを張ったらひたすら雨(涙

そして強風。まぁ風が抜ける場所ですからね。とはいえ、そうとうの強風。


到着して1時間で様相が一変して、すっかり荒天。

一瞬雨が止んで穏やかになった時に外に出ると、テント場も寒々しい雰囲気。。。


夜通し強風と大雨で寝た気がしませんでした。

テントのポールもグニャリと曲がってました。


翌日2時に起きましたが、相変わらずの強風と大雨。

天気予報では前線が南下してきて、これからさらに悪化する見込みなので、この時点で笠ヶ岳を行く選択肢は無し。

停滞するか1日早めて下るか。

とりあえずいつでも出発できるようにご飯を食べて、最低限の片づけをして横になっていたら、いつのまにか二度寝(笑

目が覚めたら5時過ぎ!でも、相変わらずの強風&大雨。

小屋に天気予報を見に行った(小屋にふもとの天気予報を表示しているテレビがある)ついでに小屋の人に話を聞いた結果、下りのルートは風裏になることと、双六小屋は風の通り道なのでこれから更に厳しい状況になることも考えられそうなので、大人しく下りることにしました。

課題は強風の中のテント撤退。とりあえず、テント以外はパッキングして、テントは適当にぐるぐる巻きにして小屋前の風裏に移動してパッキング。

いやー、強風の中での撤収って大変ですね。

思惑通り、双六小屋からある程度離れたら風もなくてよかった。

それでも、鏡平から下は登山道が川になってました。。。


シシウドヶ原あたりでは雨も弱まり明るくなってきました。


雨の中、結構な登山者とすれ違います。

今日は雨と割り切って明日からに賭ける感じですかね。


秩父沢もゴウゴウと流れています。


林道直前から雨が本降り。風が無いだけましですが。。。


林道に出たらホッとしました。

雨は降り続いていますが、車が入ってこられる場所までくれば下界ですからね。


わさび平小屋でネクターを飲みながらバスの時間を調べたら、二度寝しすぎのため、かなりギリギリ。

ここからは速足。登山道では抜かれることしかありませんが、ここからの下りは登山道で抜かれた人たちをごぼう抜きです(笑

何とかバスの出発の10分前に新穂高に到着して無事松本まで移動し、帰途につきました。


今回の山行は晴れ、霧、雨、風と目まぐるしく天候が変わる山らしい山でした。

太郎平小屋への登りと、新穂高への下りは雨でしたが、メインとなる稜線歩きは天気に恵まれ、オマケで強風下でのテント撤収の大変さも経験できました。

笠ヶ岳までは行けなかったのと、テント場ではひたすら雨だったのが残念でしたが、薬師峠から黒部五郎岳への穏やかな稜線(最後は急登ですが)、三俣蓮華岳から双六岳への大パノラマな稜線は本当に素晴らしかったです。

やっぱり北アルプスはデカくて素晴らしいです。また行こう。

 

ヤマレコ記録





<BLOGのトップページに戻る>


海の日は夏山へ 甲斐駒ヶ岳リベンジ! 長衛小屋-仙水峠-甲斐駒ヶ岳-双児山-長衛小屋

日程

2018年07月13日(金)-2018年07月15日(日)

山行ルート

長衛小屋-仙水峠-駒津峰-(巻道)-甲斐駒ヶ岳-(巻道)-駒津峰-双児山-長衛小屋

コースタイム(休憩含)

10:22

 

※詳しいコースタイムはヤマレコをご覧ください。

 


 

海の日の三連休に有給休暇を1日プラスして甲斐駒ヶ岳に行ってきました。

天気予報は晴れ!晴れ!暑すぎるぐらいの晴れっ!

否が応でも期待はマックス!

甲斐駒ヶ岳は前回登ろうとして、靴ずれで断念していたので今回は何としても登りたいです。

そんな期待に胸を膨らませながら、甲府駅からバスに揺られて約2時間で広河原に到着。

(平日なので、バスも空いていると思いきやパンパンでした。)

途中の芦安の駐車場も満車の看板。

平日に出発したので比較的空いていることを期待していたのですが、思うところは皆一緒か。。。

広河原のバスは35人ぐらいの列。

1台目はパンパン、2台目はガラガラ・・・。どうにかならんもんか。。。

 

広河原のインフォメーションセンターの掲示板。まだ、先日の大雨の影響が残っているようでした。

 

北沢峠について、そこから徒歩10分で久しぶりの長衛小屋に到着。

テン場はボチボチの賑わいですが、まだまだ空きがある状況でした。

 

日向だとテントの中にはいられないぐらいの晴天のため日陰は大人気。

我々も何とか木陰をキープ。

今回で使用するのが二回目のモンベル・ステラリッジ。どうにもうまく張れない。

ターフのサイドがインナーテントにくっついてしまう。うむー。

 

我々のいつものパターンは、公共の交通機関で来ることもあって、初日はあんまり歩かずにテン場への移動だけにして山頂は翌日という感じです。

というわけでテントを張ったら、ビールを飲みながらノンビリとテント内で読書。幸せな時間です。

 

翌朝2時45分に起きてテントの外に出たら、満天の星空!やっぱり山の上の星空はキレイですね。

今日も天気は良さそう。期待に胸を躍らせて4時過ぎに登山スタート!

 

登り始めは沢沿い。まだ暗いのでヘッデンをつけて歩き始めます。

二回ほど丸太橋を渡りますが、ちょっとビビります。雨の後だと滑りそうだし、もっとビビるだろうな。

 

ほどなく仙水小屋に到着。

仙水小屋の方が長衛小屋より標高が高い所にあるからなのか、水場の水がすっきりしていてうまいですね。

(飲み比べてみないと分からない程度ですが)

小屋の裏にはテン場がありました。この日は一張りも見かけませんでしたが、森の中の静かなテン場で良い雰囲気でした。

 

沢沿いから外れると、うっそうとした苔むした森の中。これまた良い雰囲気です。

 

ガレ場にぶつかると、ガレ場と森の境界を登り詰めていきます。

 

ふと振り返ると小仙丈ケ岳が見え始めました。

天気も良くきれいに見えました。テンション上がりますね。

 

ガレ場を登っていくと、前方から朝陽が昇ってきました。

ちなみに、ガレ場は想像したよりも長かったです。

 

仙水峠に近づくと左手にでっかい摩利支天が見えてきました。

でかいっ!テンションはガンガンと上がりっぱなし!

 

仙水峠に到着すると東側に鳳凰三山。オベリスクもばっちり。

 

ここから駒津峰までは、ひたすら斜度のある登り。。。

 

息を切らせながら登っていくと、大仙丈も見えてきました。

ん~、良い眺めです。

 

アサヨ峰から鳳凰三山へ至る稜線もクッキリ。

 

そしてついに甲斐駒ヶ岳がチラッと。

いよいよ間近に迫ってきました。雲はまだ上がってきてない。上がってくるなよ~。

 

相変わらずの岩がゴロゴロした、一辺倒な斜面をひたすら登っていきます。

高度も上がってきて、いつもの通り少しずつ苦しくなってきました。。。

 

それでも振り返ればこの景色!

富士山も見えてきました~。やっぱり富士山は見えると嬉しい山の代表格ですね。

 

そこから西に視線を転じると北岳!間ノ岳!南アルプスの主役たちがデーーーーンッ!

ついに北岳に会えました。

前回の仙丈ケ岳登山では1mmも見えなかったので喜びもひとしおです。

 

森林限界を超えて、もう少しで駒津峰。

駒津峰までは、あとひと踏ん張り。

 

西側が見通せるようになると、中央アルプスや御嶽、乗鞍、さらには日本海側の白山まで見渡すことができました。

 

ようやく駒津峰に到着すると、BIG3がすべてキレイに見えました。

山屋ならではの喜びですよね。これって。

 

もちろん仙丈ケ岳もクッキリ。

いやー、駒津峰だけでも十分満足できる眺めですね。

これ以上があると思うと、ほんと贅沢な山です。

 

そんな贅沢な頂きを目指してイザっ!

写真では、まだ日陰側しか見えていないのでグレーですが、実際には想像以上に白くてきれいな山容です。

 

ここ駒津峰から六方石へは下り。

途中、両手を使う必要があるちょっと嫌な岩場が二・三ヶ所ほどありました。

 

六方石まで下ると、そこからはひたすら山頂めがけて登るのみ。

とは言え、我らは当然ながら巻道を選択。

直登ルートと巻き道ルートの分岐は、岩にペンキで書いてあるのですが、風化しているのもありますが、赤緑系の色弱の私には昔々に小学校の健康診断で見た色覚テストの紙を見ているようで、全く判別できませんでした。。。

 

巻道ルートも、ルートに入った直後に両手を使う場所が一か所あり、ちょっとドキドキしました。

そして、いよいよ白砂の領域に入っていきます。

 

多くのブログなどで必ずと言っていいほど出てくる「木」を通過。

 

摩利支天が自分の視点とほぼ同じ高さに。

だいぶ登ってきました。

 

摩利支天を見下ろすようになると、鳳凰三山の後ろに富士山。

 

やっと山頂が見えてきました。

でも見えてからが長い。山登りのあるあるですね。

 

そしてようやく山頂に到着しました。

登り始めてから約5時間。たっぷりとかかりました。

それにしても絶景です。南アルプスが一望。

 

なんとか、湧いてきた雲に先着出来ました。

以前登った仙丈ケ岳の全貌もクッキリと。

 

鳳凰三山もクッキリ。

写真は撮り忘れましたが、北アルプスの槍ヶ岳や大キレットまでクッキリと見えました。

(八ヶ岳は雲の中でした。。。)

 

山頂で軽くご飯を食べたら、名残惜しいですが下山開始です。

すでに膝が笑い始めてます。。。

 

下りの景色は常に大展望。

 

パサッパサッに乾いているので白砂がズルズル滑って少し歩きにくい。

 

白砂の道が終わって、岩登りポイントを過ぎると直登ルートに合流。

直登ルートは、こんなんばっかりなんだろうか。

 

六方石を過ぎたら登り返し。ふぅ。

この辺りから当日入りした方々とのすれ違いが多くなり、両手を使うポイントでは渋滞が発生。

 

渋滞で待っている時に振り返ると甲斐駒ヶ岳がドーンと。

これを見ると我らには直登ルートは一生無理だなと。

 

駒津峰ではたくさんの人たちが休憩をしていました。

日陰が全くないので、小休止で双児山へ向かいます。

 

双児山からの下りは結構急な勾配。

この時点で足はガタガタ。下りの衝撃があるたびに太ももの筋肉が悲鳴を上げ始めました。

でも、双児山への登り返しから眺める甲斐駒ヶ岳は、青い空と白い雲と白い山体と駒津峰の緑のコントラストが本当にきれいで、その瞬間は痛みを忘れます(すぐ思い出すけど・・・)。

 

双児山の山頂は結構開けていて、南アルプスがよく見えました。

でも、さすがに午後に入ると雲がだいぶ湧いてきました。

 

ここからの下りが本当にきつかったです。そしてひたすら長かった。

とにかく太ももが痛い痛い。ストックに頼りつつ、ゆっくりゆっくり下りました。

結局、登りと全く同じ5時間かかりました。

甲斐駒ヶ岳の山頂の時は、コースタイムと同じ時間だったので余裕だなと思っていたのですが、、、

そして、長衛小屋のテン場に戻ると、テントの数が倍増!

にぎやかなテン場となりましたが、19時にはグッスリ。

 

翌日は、仙丈ケ岳に登る予定だったのですが、筋肉痛が激しすぎたのと、想像以上の混雑具合だったので帰りのバスが心配になり、仙丈ケ岳はパスして午前中のバスで帰路に就くことにしました。

十分満足です。

北沢峠を09:45に出発するバスに乗ったのですが、予想以上に並んでいてビックリ。

午前中でこれだと、午後の便はさらに・・・でしょうね。

 

広河原から甲府へのバスは2台で何とか賄えるぐらいの人数でした。

ただ、デカザックを膝に抱え続けるのは結構きついので、今後はリムジンバスのような荷室が別にあるタイプのバスにアップグレードされることに期待したいですね。

キャッシュ型オフラインGPSアプリ Geograohica

 

以下は、三連休中日のテント場の混雑度合いをまとめた写真。

小屋手前の一段目はパンパン。

 

二段目もパンパン。

我らはここに張りました。

午前8時ごろに撤収していたのですが、撤収するそばから新たに来た人がテントを張っていく。そんな感じでした。

 

三段目もパンパン。

小屋から少し離れるのと、平らな場所は少ないですが、雰囲気はここが一番良いですね。

 

四段目と言っていいのか微妙ですが、ここも張れる場所はパンパン。

山側から小さな沢が流れ込んでいる場所で、その中洲や沢の外側に皆テントを張っていました。

でも、ここは夕立があってちょっと増水しただけで水没間違いなしに見えました。

 

最終的には何張りあったのかは分かりませんが、相当な混雑っぷりで、早朝4時前後は男子トイレが渋滞していました。

でも、トイレは小屋の横に公衆トイレが男女それぞれあって、さらに混雑具合によって男女兼用や男性専用に切り替わるトイレと、女性専用の仮設トイレが3つぐらいありましたので、だいぶ充実してました。清掃が行き届いていてきれいだし。

 

それにしても、念願かなって甲斐駒ヶ岳を最高のコンディションで登ることができました。

甲斐駒ヶ岳は想像以上に歩きごたえがあって、想像以上に景色が良かったです。

アプローチがなかなか大変ですが、また縁があれば来たい山ですね(できれば平日に)。

 

ヤマレコ記録

 


 

<BLOGのトップページに戻る>