天気晴朗なれど風強し・・・ノンピークで森散策をノンビリと
日程
2016年5月4日(火)-5月6日(木)
山行ルート
桜平-オーレン小屋-夏沢峠-本沢温泉-しらびそ小屋-稲子湯
コースタイム(休憩含)
08:30
徒歩時間
06:00
全行程所要時間
46:10
さてゴールデンウィークです。
どうやら天気は微妙。低気圧を伴った前線が日本を横断していく。
稜線は暴風か・・・。
さてどうしたもんやらと。結局はいつも通りの北八ヶ岳をウロウロすることに。
出発の朝は前線が通過した直後で自宅の地域も暴風が吹いている。
その影響で電車は激しく遅延。結局1時間以上遅れて茅野駅に到着し、茅野駅からタクシーで桜平へと向かいました。
現地の天気は晴れ。しかし、上空の雲の動きが早い。稜線は間違いなく強風だなこりゃ。
夏沢鉱泉まではまったく雪が無く、ちょっと寂しい。
それにしても辛い。歩みが進まない。トレーニング不足につきます。
ゆっくり歩いても荷物の重さに腰から下が悲鳴を上げている・・・
夏沢鉱泉で登山届を提出。
初めてこのルートを歩いたときはここでアイゼンつけたんですよね。買ったばかりの初めての10本爪。懐かしい。
ちなみに2011年と2015年の夏沢鉱泉付近はこんな感じ。
左が2011年、右が2015年。
夏沢鉱泉からしばらくの間も雪は全く無し。樹林帯の中なので風も無く快適な山歩き。少しずつ重さに体も慣れてきて、風景を楽しむ余裕も出てきました。
オーレン小屋まで残り20分ぐらいのところから少しずつ残雪が出てきましたが、土が見えている場所の方が多いのでアイゼンは不要。
オーレン小屋まで残り5分ぐらいのところで、ようやく残雪期っぽい雰囲気に。
それでも土が見えるているところもあるので、やっぱりアイゼンは不要。
硫黄岳が見えましたっ!ここまで来れば数分でオーレン小屋。
それにしても雪が少ない・・・。
ちなみに2011年と2015年にこのルートを歩いたときはこんな感じ。
左が2011年、右が2015年。足元の雪を見てもらうと今年の雪の無さがよく分かります。
温暖化の影響なのかたまたまなのか、行くたびに雪が少なくなっている。もはや無くなっていると言ってもいいぐらい。
そんなことを考えながらオーレン小屋に到着。ふぅ。
この日のテン場は3張程度。いつも通り静かだけど、天気の影響か昨年よりも少ないですね。
テン場は強い風が抜けているので、風裏を探して設営。一度設営した後に、いい場所があいたので引っ越し。このおかげでテントにはほとんど風が当たらずに夜ヒヤヒヤせずに済みました。
でも、森に吹き付ける強風で夜通しうるさかった・・・。
二日目は天狗岳と硫黄岳を予定していましたが、翌朝もヤマテンの予報通り風が吹き荒れていたので、怖い思いをしてまでピークに行きたいというこだわりも無いので、二日目はのんびりと夏沢峠を超えて本沢温泉経由でしらびそ小屋まで行くことにしました。
コースタイムの倍の時間をかけても良いブランです。
AM7:00の時点で外気温は-1度。風があるので体感温度は更に↓↓。
オーレン小屋から夏沢峠にかけては雪が残っていて、朝の早い時間と言うこともありツルツル。おとなしくアイゼンを装着。ちょっと嬉しい。
夏沢峠直下は、この時期はデブリが多くて、ちょっと嫌なところだったりしますが、やっぱり雪はちょびっとだけ。登ってくる人は皆アイゼンつけてませんでした。
本沢温泉の野天の湯は誰も入っていませんでした。
やっぱり今年は人が少ないですね。
本沢温泉前も閑散。
ここで、ちょっと早めのランチをのんびりと。
本沢温泉からみどり池へのルートも雪は無し。
中途半端にあるよりは歩きやすいので、これはこれでいいのかも。
休み休みのんびりと、しらびその森を楽しみました。
ピークだけが山の楽しさでは無いことを再認識しました。
軌道後が出てきたら、みどり池までもう少し。
みどり池からの眺めは相変わらず素晴らしい。
写真では天気が良くて最高ですが、相変わらず上空は雲の流れが速い。
時折、みどり池にも強めの風が吹き付けてきます。
小屋の中からはいつもの風景。
森の住人たちが次々に訪れます。
テン場は3張。
しらびそ小屋のテン場としては多いか(笑。
楽しい時間はあっという間に過ぎちゃう。
三日目はちょっと下るだけの楽ちんプラン。
しらびそ小屋にも荷物運び用の重機が導入されて、重機用の道が整備されていました。
こまどり沢の看板がいつの間にか変わっていました。
確か前は「はっても30分」だったような・・・。
ここからは整地された作業道。
ここまでくると、すっかり下山したような気持ちになります。
時間もたっぷりあるので、いつもよりもたくさん立ち止まって春を探しつつのんびりと。
GWと夏に何度か訪れていますが、この山域でスミレを見たのは初めてかも。
北八ヶ岳と言えば苔。
春の山菜もたくさん顔を出していました。
今回は稜線の風が強いことを承知で、場合によっては即撤退も考えていたので、ピークを踏めなくても初夏の日差しを受けながらの森散歩が満喫できただけで満足です。
それにしても、やっぱり月に一度は山に行ってないと体がきついですね。
今回は2月の中旬以来の山だったので、久しぶりの縦走装備も相まってきつかったです。
夏の縦走に向けて歩かねばっ!
■今回の山行ルート■
2016年5月4(火)
休憩
テント泊
2016年5月5(水)
休憩
休憩
テント泊
2016年5月6(木)
休憩