空と海の間にある水平線。


水平線まで泳いでみたいと、トライした事はありますか?昔むかしのその昔、子供の私は水平線まで行けたら出口があるんだと、まるで映画のトゥルーマンショーみたいに本気で信じていた時代がありました。


その水平線の概念について、私に衝撃と感動を与えてくれたある先生がいるのですが、このたび引退をする事になったのです。



水平線の概念の講義をお聞きしたのは4月の終わり。


私の頭の中に見えた水平線。

現実の世界にはあり得ないような美しいその境界線のあわいとゆらぎ。


小さい頃の私がどうしても行きたいと願った場所。


捉えようとすると消えてしまいそうだから、現実世界に臨場感を少しでも確認したい、と思っていたら、5月の初めのとある日にあるかたに連れて行ってもらった場所になんと水平線があったわけです。



現実に見た水平線は頭の中にある水平線と同じ、いやそれ以上に美しいものでした。



先生の引退に際して、今日はその時の写真を残しておきます。

ちなみに、私は写真を撮るのが下手で、見てるときの感覚を中断したくなくタイミングを見計らってしまうんです。


この美しい写真は一緒に行った人が撮ったもの。この場所を知っていて、導いてくれたのもそのかたで、この日はたまたまダイアモンド富士が見れる特別な日だったようです。

本当にありがとうございました。



これから何年月日がたっても

私は水平線を見るたびに、とある偉人とその人がしてくれた事、そして私にとって知の巨人のようなこの先生のことを一生思い出すことでしょう。