前回から小アルカナについてぼやいてますけど、引き続き小アルカナ。

 

本日はソード。剣です。
先入観はよろしくないとわかってますけど、正直ソードって結構ネガティブな印象のカードが多くて、これが出ると「うげっ」って思っちゃうこと多かったりします。(占師としてそれはどうなんだというご意見はごもっともです)

 

 

まぁ剣ですから、ばっさばっさとぶった斬るのがお仕事ですからね。西洋の剣だから片刃の逆刃刀ってわけにもいかんでしょ。
(西洋の剣は鎧の隙間を刺すために刺突に特化してるとかって話だけど、まぁそれはそれでおいといて)

剣というとファンタジーでは勇者の象徴。よくあるじゃないですか。伝説の魔剣を手に入れてレベルアップとか。一番有名なのがおそらくアーサー王伝説ですけど。
日本でも八岐大蛇を倒したスサノオがその尻尾から天叢雲剣を手に入れてますね。
アニメや漫画界隈でもこの流れって健在じゃないですかね。
ちょっと(?)昔にはなるけど「サイレントメビウス」の主人公、香津美もグロスポリナーなんてでっかい剣を手に入れてましたでしょ。同僚の那魅も一人前と認められるために麒麟の剣だかなんだかを手にいれるミッションを課せられて、プラスお姉さんから白虎の太刀かなんか(記憶あやふや)渡されてたし、あれって未来が舞台なのにそういうとこ伝統的だな、と思ったもんです。
日本の歴史を遡っても膝丸、髭切、村正と、とかく、剣や刀に伝説はつきものです。(この辺は刀剣女子が詳しいかも)

それはそうと剣は「風」の象徴。翻って情報やら言語やらを表してたりします。
情熱ではなく知性とか理屈とか、ハートより頭で動き出す、って感じかな。「考えるな、感じろ」がワンドだとしたら「人類は考える葦である」みたいな。そうすると勇者ってよか賢者とか魔法使いポジションみたいだな。(スペードが象徴するのは騎士だったと思うけど)

ワンド君とソード君てそう考えると仲悪そう。
頭より先に手が出るワンド君と理屈っぽいソード君。うまく噛み合うといいバディになりそうですな。熱血漢とクールガイのバディなんてはるか昔からのお約束でしょうよ。(なんの話)
人間も情熱と本能だけで突っ走ると往々にして痛い目見るので、適度に頭を使おうね、ということでしょうかね。

いつも心は冷静と情熱の間に。