土曜日に初めて会ってそれから4日後の水曜日に、邦正と晩ごはんデート。
幸男さんとは、同時進行中でした。

幸男さんをご紹介いただいた、あっこさんには
「しっかり幸男さんと向き合ったほうが いいんじゃない?」
と、言われてました。

しかし幸男さんにとって、急に降ってわいた紹介話。
結婚に対してどうコマを進めてよいのかわからない様子でハッキリしない態度です。
それにモヤつき不安な、わたしはめぐちゃんの言葉にスイッチが入り、勝手に自分で婚活を
はじめて邦正と出会いました。

そして、あっこさんには そのことを正直に打ち明けました。
結婚するのはミキちゃんだから・・と そんなわたしを責めたりはされませんでした。



邦正とはうちの近くのショッピングモールで待ち合わせ、近くのイタリアンカフェに
行きました。



「付き合ってほしい。
 1年くらいゆっくり付き合って結婚に繋がったらいいと思ってる。
 ミキちゃんとは、うまく行きそうな気がする。」


「50歳のわたしには、1年は長いねん。」


最初は、土曜日と同じ会話の繰り返しでした。


「僕はミキちゃんのことが好きや。 
でも、この好きっていうのはまだテレビに出てる女の子見て、この子ええなあ~ て
いう好きやねん。 それが恋になって愛に変わって、結婚したいって気持ち
までなるには1年 かかると思う。

ミキちゃんの焦る気持ちはよくわかる。
でも僕もう失敗したくないねん。怖いねん、失敗するの。
もう二度とあんな思いはしたくない。
ミキちゃんにはわからんかもしれんけど離婚て、ほんまに大変やねん。 

僕とは考えられへんていうなら、あきらめるしかないけど。」


「・・・・・・」

悩むわたしに、

「わかった! じゃあ3ケ月。 
3ケ月濃い付き合いしてそれで決めよう!僕も真剣やから!
ミキちゃんを誰にも取られたくないねん。」



1年も交際なんて50の自分には長すぎる  そう自分から言ったくせに
じゃあ3ケ月で・・と言われると びびって「はい」と答えられない・・ぎょえ~!!

「1歩 踏み出すの怖いね・・」

「怖いのわかるよ。 
 踏み出してくれたら、僕はしっかり向き合うよ。
だけど絶対に、他の男とは会わないでほしい。」



幸男さんは、どうしたらいいんやろ?

結婚結婚言うてたのに、いざとなったら決めるの怖い・・娘①004

このままでは、近い将来 家も仕事も失いそうなのに・・
早く養ってくれる男性見つけて結婚せな 住み込みの仲居になるしか道ないのに・・
結婚するのも、邦正と付き合ってダメになるのも、幸男さんとの可能性を亡くすのも怖い。
戸惑うわたし でした。


その頃、幸男さんからは空き家になっている故郷の実家にしばらく滞在すると言われまして
次回会うのが2週間以上先という感じになってました。


あっこさんに、わたしあわあわして
「いざとなると決めるのが怖い。環境の変化についていけない・・」
と相談しました。

「結婚するっていうことは決めることやねん。
 付き合って て言われたんなら次に会った時にYESと返事しなさい。
幸男さんが実家に帰っている間が勝負。その期間にどれだけ邦正さんとの
距離を縮められるか・・だね。」


あっこさんは、邦正の過去の話をわたしから聞いて、こういうアドバイスを
してくれました。
男性のタイプで攻略法?コマの進め方を考えてくれるので、いつも同じ
アドバイスではありません。

個別対応の婚活コーディネ―トの強みはココですね。
恋愛本や、婚活無料ブログを読んで、自己流に取り入れても、相手の男性には
その方法は合わなくて失敗・・恋愛慣れしていないわたしは、今までそういう
失敗を繰り返してきてました。

そして、わたしは決心しました。
邦正には わたしの内情を話してなかったので、全部打ち明けよう・・
邦正に賭けてみよう・・・ そう思ったのです。