わたしは、ずっと恋愛をうまく進めたかった
うまく進めて、早く結婚したかった
結婚すれば、この家から脱出できるから
波風立たずに自然に脱出でき、誰からも非難されず、笑顔で送り出してもらえる方法は結婚だと思っていた
結婚しかないと思っていた
恋愛せずに結婚するという選択肢もあるが、わたしは好きになった人と結婚するということを諦めたくなかった
だから、恋愛がうまくいかない自分にもイラついて、自分を責めた
恋愛をうまくいかせてくれない相手にもイラついて、相手を責めた
けれど、こうやって
一つずつ過去のわたしを迎えにいき
自分の生い立ちや
当時のわたしの気持ちを
一つずつ受け止め、
ブログに公開するために自分を客観的に見て、文字に起こしてみたら、ようやくわかった
わたしは、相手に丸ごとのわたしを受け止めてもらおうとしていたのだ
わたしは、結婚で今までのわたしの全てをご破算にしようとしていたのだ
それは間違いだった
丸ごとのわたしを本当に受け止めてほしかったのは「わたし自身」だった
わたしを受け止めれるのは、わたししかいなかったのだ
今までのわたしを
ご破算なんかにしないで
なかったことにしないで
消さないで
生まれてから今までのわたしは
ずっとわたしを守ってくれていた
わたしが受け止めるまで
ずっと待ってくれていた
未来のわたしも思い出すまで
わたしの名前という形で
一番のわたしに近く、絶対に離れない所で
ずっとわたしを守り、待ってくれていた
わたしは、わたしに還った
彼と再会したのは、今から1年前
彼が音信不通になったのは、今から2年半前
彼と出会ったのは、今から5年前
たまたまかもしれないが
出会ったのも、再会したのも10月だ
ちょうど今時期
5年間、
わたしにも彼にも大きな変化があった
5年前のわたしたちには想像できない自分になっている
彼と再会して以降のことを書こうとしたけど、イマイチまとまらなかった
きっと、まだ道半ばなんだろう
だから、これは未来のわたしに任せようと思う
これからの展開も流れに任せてみようと思う
5年間、色々あったけど
今、わたしはちゃんと生きてる
今、彼もちゃんと生きてる
だから、きっとこれからも大丈夫
わたしは、わたしに還っていっている
わたし本来の姿に戻ろうとしている
もしかしたら
彼もそうなのかもしれない
そう思えると、問題はなくなった