昼すぎにブログアップして
お風呂に入りたくなったから
スーパー銭湯に行った。
お風呂に入って
体を温めてたら
赤ちゃんが
ニコニコしながら
私に寄ってきた。
笑顔で返そうとしたら
自分でもびっくりするくらい
顔が引きつった。
目線を合わすことが
全然できなかった。
いつものように
塩サウナに
1時間くらい入った。
サウナの中で座ってたら
目線が低い自分に気づいた。
ミスをした時や
目標達成した時、
実業団野球監督だった
前の上司が、よく
「下向くな!前向け!」
って、言ってたことを
思い出した。
前の上司は、大好きだった。
前向いてみようかな
って、思ったけど、やめた。
私は振られた人だし、
負けを認めたい人だから
振られた人らしく
負けた人らしく
今は、ちゃんと下向いとこう。
って、下向いてた。
サウナの中で
気さくなおばさんに
話しかけられたけど
話が頭の中に
全然入ってこなくて
リアクションも
全然できなかった。
おばさんはいつの間にか
どこかへ行った。
私がさっき送ったメールを見たら
彼はどう受け止めるんだろう…
って、思った。
バカにしてるの?
って、言われたらどうしよう…
また怖くなって
追加メールの文章を
頭の中で考え始めた。
サウナの中のテレビに
憲法特集の番組が流れてた。
敗戦の歴史を見て
振られた私と
敗戦側の国がダブった。
負けた人って
どうやって過ごすんだっけ。
って、考えてみた。
負けた人は
落ち込む
悔しがる
抵抗しない
静かにする…
くらいしか
頭の中に浮かばなかった。
振られた私は
ダメな所を好きな人に
自ら暴露した私は
負けたかった私は
静かにしておこう。
って、思った。
サウナから出た瞬間に
今の状況からは
あり得ないような
私と彼のイメージが
頭の中と体感的に
ババッと浮かんで
びっくりした。
GW中で
スーパー銭湯は
家族連れだらけで
人も多かった。
いつもなら
騒がしいなぁ
って思うのに
今日はまるで私だけが
別空間にいるみたいに感じた。
人が動いていることしか
感じなかった。
妊婦さんが
目に入った。
いつもなら
羨ましいなぁ…
って、思ってたのに
今日は、羨ましさはなく、
自分には、遠く映った。
脱衣所で
視線に気づいたら
赤ちゃんが
私をじっと見てた。
おばあちゃんが
「見過ぎだよー。」
って、笑いながら言って
私も笑ったけど
やっぱり、笑顔は引きつってた。
赤ちゃんは、
そんな私さえも
じっと見てるような気がして
赤ちゃんの顔を
ちゃんと見れなかった。
運転する車の中で
また泣いた。
負けを認めた
負けた側の姿勢はなんだろう。
って考えてたら
思わず
「従うしかない。
相手に任せるしかない。」
って、口から出た。
また、泣いた。
バカにしてるの?
って言われるのを防ぐために
自分を援護するような
追加メールを送るのは
やめようと思った。
静かにしておこう。
帰宅したら
母親が作ったおじやを
久しぶりに食べた。
彼とゴタゴタすると
私は食欲が落ちる。
ここ数日も
あんまし食べてないし
食べれない覚悟してたけど
母親のおじやは食べれた。
母親に話しかけられたけど
返事するだけで
精一杯だった。
自分の部屋に入って
自分を援護することをやめる
ってことは
好きな人にカッコ悪い自分を
見せ続けることで。
相手の受け止め方を
コントロールするのを
やめること。
って、思ったら
好きな人の前では
カッコよくありたかったな。
綺麗な私でいたかったな。
って、思って、
また泣いた。
こうやって書いてたら
もしも彼が
自信のなさから
劣等感を感じて
敗者みたいな日々を
過ごしていたら
こういう感覚なのかもしれないな
って、思った。
別世界に住む私に
好きだと言われても
本当かどうか信じれないのも
好きになれないのも
無理はないなと思った。
自信のない自分と
できない自分を受け入れて
だんだんと
開き直れるようになれてきた私は
自信のないことで
できないことで
苦しんでいる側に
もう戻りたくなかったし
その世界に関わりたくなかった。
けど、大好きな彼は
その世界にいた。
私がその世界に行かないと
言葉はきっと届かない。
私が今日、送ったメール。
それは、私が自分の負けを認めると
同時に
違う価値観や
苦手な物を飲み込むこと。
自分が怖くて避けてた世界に
もう一度足を踏み入れること
だったのかもしれない。
ずっと怖くて避けてたところに
私を動かした
彼の存在は
私にとってスゴイなと
改めて思った。
GWのほとんどを
彼のことを考えて過ごしてる。
彼が私のGWを気にしてたのは
もしかしたら
これを踏まえてだったのかも
しれないなとふと思った。
ずっと、タイミングを
待ってたのかもしれない。
あくまでも、私の想像だけど。
もし、これが本当ならば
悪意と捉えるか
優しさと捉えるか
捉え方はどっちもある。
悪意であったとしても
優しさであったとしても
私はどっちでもいい。
私もひどいことしてた。
知らないうちに
いっぱい彼を傷つけてた。
本当は負けたいのに
自分から降参するのが嫌で
無意識のうちに
彼を使って利用した。
自分のプライドなんて
とっと捨ててしまえばよかった。
ここまで書いたら
自分のダメさ加減が
自分の酷さ加減が
浮き彫りになって
負けしか認められない。
こんな私を
相手にしてくれてた彼に
感謝しかない。
許されなくても
仕方ない。
けど、やっぱり、
私は彼と一緒にいたい。
今度はちゃんと
彼を大事にしたい。
酷くて
最悪で
自分の望みを持つ資格なんて
ないのにな。
負けるって
こういう気持ちなんだな。
負けても
自分の望みは消えないんだな。
私なんか…
って、思ったら
きっと自分を責めて
終わってた。
今は、ちゃんと負けを認めよう。
今は、振られたことを認めよう。
出てくる自分の望みや
イメージも
打ち消さずにしておこう。
私は
一人で生きたくないから
一人で答えを出すのも
一人で終わらせるのも
やめる。
しんどくても
時間がかかってもいい。