昨日の新月にあたり、
この記事を夕方に書いて、
さっそくに、夜、手放しのタイミングが
やってきました。

私、昨日の夜、母親に向かって

「もう、私、いい娘やめたから!」

と、会話の中で
気がついたら言い放ってた。

事の発端は、数日前
母親が余計(私からすれば)な面倒を
「断れなかった」
という理由で引き受けてきたこと。
明らかに、母親の負担も増え、
そのしわ寄せは
いつものように家庭内にやってくることは確実。

今まで、私は
「悪いことをしてるわけじゃないから」
「母親の居場所はそのコミュニティしかない」
と思っていたから、
仕方なく、受け入れてた。
だから、母親がやりたいことを増やすたびに
生じる家庭内のしわ寄せである
おろそかになる家事や
父親が持つ母親への不満を聞くことも
私は自然にやっていた。
だから、数日前も
私は引き受けない方がいいという
自分の意見だけを伝えて
決定は母親自身に任せていた。


けど、昨日
いい人でいることも
いい娘でいることも
手放そうと決めたら
「もう嫌だ」
「これ以上、私はこの家に縛られたくない」
「私の負担を増やしたくない」
と強烈な感情が湧いてきた。


数日前、母親本人も
①これは自分が引き受けない方がいいだろう
とおそらく思っていたから
私に打ち明けてきた。

②本当は断りたくて
私に打ち明けてきた。

③母親が「できない」って言えないだけの話。

おそらく、
母親にとって
一番高いハードルは③。
ってことも
私はわかってた。

だから、私は
自分が一番タブーにしてた

■人の力を利用する

■脅して人を動かせる


これらをアリにした。

いい人であることも
いい娘であることも
捨てたなら
きっと、
これらはタブーでも何でもない。
ただの手段になる。

帰宅後、思い切って、母親に聞いてみた

私「あの件、引き受けたの?」

母親「いや、他の人にやってもらおうと思ってる・・・」

私「そう、お母さんが断りきれなかったら、
  私があらゆる手段を使ってでも止めるから。」

母親「あらゆる手段?」

私「●●さんに話をしてお願いする。
  あの人なら、話が通るから。
  私は、どんな手段を使ってでも
  阻止するから。」

母親は、「そう」と言いながら、笑ってた。
数日前の私が意見した時、
母親は、私(娘)が母親(自分)を
思って言ってくれている

と受け止めているようだったから、
母親の
「そうね、わかった。自分で断るから」
って笑いながらする回答もおかしくないこと。

だけど、
今まで娘として
家族だから

って無理矢理飲み込んでいた
ガマンの蓄積は
その母親の笑いをきっかけに
怒りって形になって爆発した。

母親は理解してなくても
他人事って思ってても
気がついたら、
自分でも制御不能だったから
ひたすら叫び続けてた。

人が足りないんじゃない、
アンタらが貪りすぎなんだ!

「自分ができない」
って言えないことを
「人が足りない」
って言い訳にすんな!

犠牲や苦労を
自分から買ってでて
人のお世話してるフリして
人の課題を貪ってるだけ!
善人ぶるな!
いい人ぶるな!
どんだけ、慢心だよ!

もう私は、「いい娘」やめるから!
オトンもオカンも
私からみたら
二人で競り合ってるだけ!
お互い様だ!
娘の私が心配すればするほど、
割に合わん!!

老後の親の面倒を見るのは
当たり前かもしれないけど
お父さんやお母さん見てて
今の状態で
一人しかいない私が
面倒見るとか
世話するとか
一人娘の私が背負わされる重さも
割に合わない!

だから、もう知らないから。
倒れようとどうしようと
自分で責任とって。


って叫んでた。

そしたら、母親が

「私の面倒はみてもらいたくない。
 あんたの世話にはならない。
 あんたは一人で自分のことやって。」
って、言った。

あんたは
一人で自分のことやって。


頭からこの言葉が
リフレインして
悲しくなって泣いた。

母親の本当に言いたかったことは
「親のことは心配しなくていいから
 あなたはあなたの人生を
 生きなさい。」
っていう言葉かもしれない。
けど、

あんたは
一人で自分のことやって。


私には、
「あなたを今後、
 助けることもしないし
 応援もしない。
 自分で責任とって、
 自分だけでどうにかして。」
って、言葉に感じた。


私は、一人っ子で独身で
私をよく理解してくれた
祖父母も早くに亡くなって
一番近しい肉親は
父親と母親だけだった。
家族は、この3人だけだった。
この少ない家族を
私は大事にしたくて
私は一人ぼっちになりたくなくて
母親の代わりに
家事も引き受けていた。
そんな母親を見て
不満を持つ父親の感情も
汲み取って、私なりに接してきた。

私は、家族を大事にしたかった。
私は、一人ぼっちになりたくなかった。

だから、がんばってきたのに。
だから、耐えてきたのに。
だから、いい娘でいたのに。

「ギブアップ」
って伝えたら

あんたは
一人で自分のことやって。


私、本当は
「ありがとう」
がほしかった。

「よくがんばったね」
「偉かったね」
って言ってほしかった。

だけど、ダメだったや。

私のしてきたこと
私が費やした時間
私が掛けた手間
私が遣った気も
全然、報われなかったや。
大損した。


私自身を調べてみたとき
「肉親に苦労する」
って星があったのは
本当だった。

今まで、信じたくなくて
受け止めなかったけど
本当だった。

私は昨日、
肉親から背負わされる苦労があることを
はじめて自分で認めて、
自分で手放した。

昨日、叫んだ言葉は
母親でも父親でも取り巻く人たちでもなく
自分に対しての叫びだった。

私が叫んだ時は
ちょうど新月の時間だった。

一番、しんどいところだったけど
手放せてよかった。
宇宙の力を借りて
手放せてよかった。

私には
「したたかさ」
っていう星もある。
私は「したたか」って
よくないイメージで
悪い人、卑怯な人ってイメージだったけど
それも含めて、私だ。
いい人の仮面を取ったら早速でてきた。

それでもいい。
それも私だもん。

したたさにでもいい。
私は自分をめいっぱい生きる。

苦労することは
不幸なことなのかもしれないけれど
それすらも
私が選んで生まれてきた人生の地図通りに
生きていること自体が
幸せなことだったのかもしれない。

さぁ、次のステージだ。