フリーダムベルロウドクカイ アトリエ公演2024お越しいただいた皆様本当にありがとうございました!

久しぶりの朗読だったのですが。

はじめお話を頂いた時に、それほど時間がたっぷりなかったのと、年末にぴっちのイベントが控えていることもあり、どんな題材にするかものすごく悩みました。

私が以前やっていた歌十夜というシリーズイベント繋がりで、夏目漱石の「夢十夜」を読もうかなと考えたり。

 

梶井基次郎の「桜の樹の下には」にしようかなと考えたり。

 

ああでもない、こうでもないと考えてるうちに。

そうだ!!夢野久作にしようと思い至ったのでした。

 

なぜに夢野久作か。実は私の卒論が久作でした。卒論は地獄論というか…ドグラマグラを書くに至った道を久作の過去作品から探す的なものでした。

 

久作の作品は地獄をテーマにした作品が多いんですが、いわゆる天国地獄の地獄ではなくて、人間の感情だったり、考えだったり、環境だったり、あの世じゃなくて、現世における地獄なんですね。まあ、本当に恐ろしいのはいつも生きている人間ですからね…。

 

ものすごく最大公約してしまうと久作の代表作ドグラマグラって人間の脳の中で起きた地獄かなと思っております。
興味ある方はぜひ!難解で私も読了したのは3回目の挑戦でした!凄く鬱になりますので(笑)すごーく元気な時に!

中二病まっさかりの時に夢野久作に触れていた、くらーーーい女です、ワタクシ(笑)

という訳で、今回私が選んだのは「月蝕」。短い散文詩のような短編です。

 

月食が起きている瞬間をある一人の女優のような少女のような、女性に例えたような作品。

少女に見えたか、女優に見えたか…おほほほほ。
 

 

朗読会参加メンバーと!

 

 

今回監修させて頂いた女性4人と。皆さま凄く個性的で素敵な女性でした。
明治、海外、現代…と前半組はちょっとした時空旅行のような作品群でした。

 

忙しくて全然写真撮れなかったので、お客様から頂いた写真を。
着付けは自分でしましたー!(ヒロツ先生着付けを教えてくれてありがとう)

実は私以外の和装の参加者の竹井さんは着付けの先生でもあるので、私が後で結び直そうかなーと思っていたお太鼓をちょいちょいと上から綺麗に本番前に直してもらいました。

竹井さんもありがとうございますーーーー。

最後に舞台に誘って頂いたフリーダムベルの中の方、本当にありがとうございました。