最近、ぜんそくやアトピーで悩んでいる方が多く来院されます。そういう方に少しずつお話させていただくのですが、まず薬(特にステロイド系)を止めるか、減らしていただくようにしています。


薬が病気を治してくれるように思われていますが、薬は症状を抑えたり、麻痺させるだけのもので、決して症状を治すためのものではありません。むしろ、長期の投薬が症状を悪化させたり、新たな病気を作っています。現に、医療保険が適用されて、薬が手軽に入手できるようになってこの約80年で、病気や患者は増え続けています。


では、なぜステロイド系の薬を止める必要があるのか?理由は大きく2つです。


① 体のホルモンバランスを崩してしう。

ステロイドホルモンは体内でも毎日約10mg分泌されます。しかし、外部から(薬として)強引に投与されたホルモン剤の強さは、想像を絶するものであり、人間が分泌するものとは全く別物です。


② 酸化蓄積し、炎症を悪化させる。

化学合成されたステロイド剤は、体にとっては異物であり、しかも、注射・内服・吸引・点眼・点鼻・塗布など、すべてが強烈な副作用があります。


副作用はすぐに出るものばかりではないから怖いのです。「使い方が正しければ安全な薬」など言語両断です。薬はできるだけ飲まない。健康を磨く基本です。