50歳の頃の俺は問題を抱えてはいたが、

そのすぐ後の自分の人生が破壊されるような事態には

まだ気づいていなかった。

 

だから

のんきにヤフパとか見てた。

 

結婚なんて

昔は皆していた。

村じゅう見渡しても

皆家庭が有り、子供が居て、

50代でまだ未婚とかの男はほとんどいなかったと思う。

 

ヤフパ女性陣は皆、

「私が本気出せば、結婚なんて簡単よ」

と思ってるような感じだった。

 

後に投稿機能が出来て、

女性陣の多くが

「誰でもいいわけじゃないのよ!

良い人が居なけりゃ、独身で良いんだからね」

と実際に言うようになる前でも、

内心はそう考えている女性が多いのが

プロフからでも見えてた。

 

いつでも結婚できるには、

自分が何か女性にアピールできる点が必要である。

 

財力も無く、容姿も100点満点の60点と言われた普通である俺は、

見た目が若く見える事だけが

『俺を好きになってくれる女性が居るかもしれない

可能性のある才能』

だった。

 

だから、

居並ぶ同世代の男性達と

毎日のように自分の「若さ」を比べていた。

 

だが、

その頃は女性へのアプローチなどしなかった。

 

多くの婚活熟女と同じように、

何か他の同性よりマシな所が有れば、

誰か自分を好きになってくれて、

結婚出来るのだろう・・と甘えていたのだ。

 

ヤフパにはあれだけ沢山の熟女が居るのだから・・と。

 

(続く