出産の記録

これで最後にできるかなー

というかここからがわたしの中で
最強に辛かったので

むしろサラサラっと書いてしまいます

田中圭(ドクター)に手で直してもらいつつ

わたしは全力いきみをしているなか



いよいよ破水したのです







ただ、それが良かったのか悪かったのか

今度はもうひとりのドクターがバタバタと
現れてしまいました

健診の時に見てくれてた
ロケンローな例のドクターでした



あのひと偉いひとだったみたいです
←

ロケンローと田中圭二人がかりで

わたしのお産を見てくださり

ここで、
赤ちゃんがこのままだと危険
もともと羊水の量が少ないこともあり

このまま回旋を待った後に
さらに経膣でお産するのは負担がかかりすぎる
ということで
急遽
帝王切開を提案されました

わたしは陣痛がMAXだったので
そのときは
もうなんでも良い
はやくこの地獄から抜け出したい
と思って
頷きまくりました

オットは心配して
大丈夫なの?
って声をかけてきたのですが

田中圭に
赤ちゃんの命が優先ですから

と、ぴしゃりと言われていて←
かっこよかったです

田中圭が
←余裕か

そのあとは陣痛がひどいなか

サインさせられ

運ばれ

運ばれる時にオットに
頑張ってね

とか言われた気がしたのですが

それどころじゃなく
無視
←

オペ室に運ばれて手術台に乗り

背中に麻酔をかけようとしたその瞬間に

陣痛が

すかさずドクターに
いまは絶対動かないで













と言われて、
耐えるのが最後の最後で
さいっっっこうにしんどかったです

手術が始まってからはあっという間で

まるでさっきまでの痛みが嘘みたいに消えてゆき

もうすべて身を委ねるのみでした

10分くらいして、
ほんきゃあ
みたいな

高い声で産声が聞こえてきました

まるで天使の声のように聞こえました

みなさんに
おめでとうございます

と声をかけられ

赤ちゃん無事ですよ

と言われ
みなさんのおかげで我が子が産まれることが出来たんだと思ったら

ただただ
ありがとうございます

の言葉しか出てきませんでした

一瞬だけチラッと我が子を見させてもらって

そこからすぐに我が子は保育器へ

わたしはそこから縫合され
回復室に運ばれ
数時間安静となり
薄い意識のなか過ごしました

あとはもう腹の痛みとの戦いですよ



でも、
産まれた瞬間に
抱いてあげられなかったこと
保育器に入れられてたくさんの管を
貼られたり刺されたり
そんなことばかり押し寄せてきて
本当に申し訳なくて
ちゃんと産めなかったこと
申し訳なくて可哀想で情けなくて
その日の夜はボロボロになりながらも
我が子の無事だけを祈りました

ごめんなさい

まだ続きます

終わる終わる詐欺ですな

でも次で終わると思います



本当に

←


