みなさん、
おはようございます。
【朝の道標】を見に来ていただき、
ありがとうございます。
今日のことばは、
「先生なら○○を見抜こう」です。
これは「先生」と呼ばれる職業の人に、
ぜひ聞いてほしいお話です。
世の中には「先生」と呼ばれる職業がありますが、
どういう職業の人が「先生」と呼ばれるのでしょう?
「お医者さん」
「弁護士」
「占い師」
「教師」
と、いろいろとありますが、
どうやら何か共通のポイントがあるようです。
それは、
「見えないモノを見抜く」
ということです。
「お医者さん」は病気の原因を見抜き、
「弁護士」は法的根拠を見抜き、
「占い師」は運命を見抜き、
「教師」は成長を見抜く。
こんな風に考えると、
どの職業にだって言えるかもしれません。
確かに「農家」は、
土地の良し悪しを見抜くだろうし、
「料理人」は、
食材の良し悪しを見抜きます。
でも、その「見抜くこと」が、
「救い」になるかどうかが違います。
つまり、
その判断によって人の運命が変わってしまうという事です。
だからこそ、
「先生」に何か尋ねる時は、
神様からのお告げをもらうように、
ありがたく聞くんだと思います。
だからこそ、
「先生」と呼ばれる職業の人は、
判断を告げる時、大きな責任があるんです。
では、「教師」が見抜く「成長」とは、
どんなことでしょうか?
成績でしょうか?
身長や体重でしょうか?
どちらも違いますよね。
それは、
「心」の成長を見抜くことです。
学校の先生は、
勉強を教えることが一番大事だと思われがちですが、
本当は違います。
子供の心がどの方向に向いていて、
どう伸びようとしているのか。
その伸びようとしている時、
順調ならば笑顔かもしれませんが、
上手く行ってないときは表情が苦しくなります。
勉強に苦しんでいるのか、
友達関係に苦しんでいるのか、
学校生活に苦しんでいるのか、
それが成長しようとしているのか、
ただ苦痛に耐えているだけなのか。
そこを見抜いて、
支え、評価しなければいけないのです。
親は子供が苦しんでいる時、
手を差し伸べたくなるものです。
でもそれが自分で乗り越えなければいけない壁ならば、
ぐっとこらえて手を出さず見守る必要があります。
それができるのが教師です。
たとえテストの点数が悪くても、
その過程で成長している心を見抜き、
伝えられるからこそ、
「先生」と呼ばれるのです。
淡々と成績だけを伝えるだけなら、
教師は必要ありません。
勉強を教える中に、
心を込めること。
苦しくとも苦しみの中に、
学びを見出すこと。
その方法を知っているのが、
教師なんだと思います。
みなさんの身近にいる先生は、
いかがでしょうか?
「心の成長」を見抜いてくれそうですか?
「うちの子、どうですか?」と聞いた時、
成績や学習の様子しか伝えられていないですか?
見抜ける先生なら、
どう答えるでしょうか?
気になりますよね。
ということで、
次回は心の成長を見抜くポイントみたいなことを、
少しだけお話しできればと思います。
どうぞお楽しみに!
さあ、今日も新しい一日のスタートです。
自分の仕事に誇りを持って、行ってらっしゃい!