みなさん、
おはようございます。
【朝の道標】を見に来ていただき、
ありがとうございます。
今日のことばは、
「才能は信じ続けることで萌芽する」です。
一生懸命がんばっても、
なかなか評価してもらえないことってないですか?
クラブ活動をやってても、
他の人より早く練習に行っているのに、
誰にも気づいてもらえないとか、
図工でものすごく時間をかけて、
ていねいに絵を描き上げたのに、
誰もすごいと思ってくれないとか。
自分ではがんばっているつもりなのに、
他の人からしたら大したことないと感じてるのか、
素通りされてしまう。
そうやって評価されないことが続くと、
自分でも自分のがんばっていることが、
何だか無価値なようがしてきて努力をやめてしまう。
そうなったらもったいないですよね。
こういう時って、
どうして他人の評価が気になっちゃうんでしょうか。
本当は自分がいいと思っているなら、
それでいいはずなのに。
以前担当した子供に、
海や船が大すきな子がいました。
その子が描く魚や船の絵は、
すごく細やかで創造性にあふれていました。
でもなんだか少し物足りない気がしていました。
それは、色をぬらないところだったんです。
ぼくは「色をぬったらもっとよくなるよ。」と、
アドバイスしていたんですが、
「これでいいの。」と、
本人は鉛筆で線で絵を描くだけで満足しているようでした。
ある時、
授業で未来の人が住む家を絵に描く場面があって、
その子の才能が分かりました。
その子の描いた家も、
素晴らしいモノでした。
その子の絵は他の子と違って、
外から見た家の様子ではなく、
各階ごとに部屋の見取り図のようになっていたのです。
しかも細やかな解説付きで。
そう、
その子は設計図を描いていたのです。
確かに設計図って、
白黒で細密に描かれていますよね。
色をぬってなんとなく雰囲気を出すのではなく、
細い線で細やかな部分まで描く才能があったのです。
その絵はまるで、
大きな声で「コレだー!」と叫ぶんじゃなく、
小さな声で丁寧に説明してくれているように感じました。
そうやってその子は、
自分の納得のいく形を信じ続けたのです。
色んな人にどんな風に言われようと、
自分のやりたいことを納得いくまでやり続けたのです。
そうすることで、
自分にしかない才能が芽生え、
生き生きと開花させていったのです。
才能を信じること、
それは時に他人から認められないかもしれない。
でも自分が信じ続けることで、
必ず他人に分かってもらえる時がやってきます。
だから、
他人の評価に惑わされないで、
自分を信じてほしい。
「才能は信じ続けることで萌芽する」
くじけそうになったら、
思い出してみてください。
さあ、今日も新しい一日のスタートです。
元気に行ってらっしゃい。