みなさん、
おはようございます。
みのり塾では、毎朝6時30分に、
その日一日が幸せに過ごせるように、
「朝の道標」をお届けしています。
今日は5月9日(月)です。
昨日の母の日は、
お母さんに感謝の言葉を伝えられましたか?
ぼくは夕方思い出して、
妻に「いつもありがとう。」と伝えました。
妻も忘れてたみたいで、
「ありがとう。」と答えてくれました。
親しい間柄で感謝の気持ちを伝えるって、
心地いいですよね。
さて、今日お伝えすることばは、
「助けるのも功徳、助けられるのも功徳。」です。
これは、ある時、
病気で苦しんでいる知り合いが、
「自分は人に迷惑かけてばかりでつらい。」といって、
外に出たがらないので、
励まそうと思った時の言葉です。
その人はアトピー性皮膚炎で苦しんでいる女性で、
ステロイド系の薬を使い続けていると、
どんどんエスカレートするということで、
突然薬をやめたので、
前身の肌が赤くなってかゆいので、
ストレスもあり、人前に出るのが嫌になっていました。
特に、友だちは知り合いから、
「可哀そう。」と思われるのが嫌だったみたいです。
そういう辛いときって、
「大丈夫?」ってやさしい言葉をかけられても、
うまく受け取れず、
傷ついてしまうんですね。
でも、辛い状態にある時って、
本当に助けてくれる人を、
見極めることができるチャンスなんです。
何かしてもらえるから一緒にいる関係って、
本当の友達じゃないので、
相手が辛い時、離れていくでしょ?
でも本当の友達って、
相手が困っていたら近づいてきて、
ぜったい何とかしてあげようとしてくれるんです。
それが優しい言葉の時もあれば、
厳しい助言のこともあります。
でもね、
絶対離れてなんかいかない。
いっぱい、いっぱい、
何とかしようとことばをくれるんです。
そして、
そうやって友達を助けることができたら、
お互いにあったかい気持ちになれるんです。
だから、
助けた方も助けられた方も、
人生の功徳を得ることができるんです。
ぼくはそう思っています。
で、昔ぼくが声をかけた知り合いは、
その時素直に「助けて」が言えるようになって、
少しずつ外に出て活動するようになりました。
本当に少しずつだったんですけど、
人のあたたかみが心をほぐしていったんだと思います。
もし今辛いことがあって、
周りからの声が苦しく感じるなら、
その声の中にあたたかみがないか確かめてください。
離れないでそばにいてくれる人に、
気持ちを開いてみてください。
きっとお互いに心があたたかくなる瞬間があります。
さあ、今日も一日がスタートします。
どんな一日だった大切な一歩です。
自分の足で、
自分の調子で歩いて行きましょう。
それでは、
元気にいってらっしゃい。
『みのり塾』(朝の道標)より