出会いがあるだけ別れもあるのだろうけど、やはり別れはとても切ない。いっそ出会わなければとも思うこともある。
蓋を開ければ、あっという間の50日だった。
正直インターンシップが始まる直前まで、何か教えてあげられる事があるのだろうか?本当にうちみたいなホテルで良いのだろうか?と引き受けた事を少しばかり後悔していた。
でも、それはこの子供達に会った瞬間に払拭された。清々しい笑顔、そして全身から感じ取れる素直さと謙虚さ、これから始まる実習を楽しみにしているのかキラキラしているのを見ればこちらもそんなネガティヴな気持は取り払わなければ行けない。
実習が始まり間も無く繁忙期に入り、見ていていじらしい程一生懸命に取り組む姿、具合が悪くても、疲れていても決してそれを伺わせることなくどんな時でも笑顔で向き合ってくれるその姿に我々スタッフはどれだけ癒されたか、明治屋中がとても明るく元気になった。
夏の暑い時期は、とかく忙しさもあって、イライラもするし、ギスギスもし易い。
それが無かった!むしろ人を思いやる気持ちさえ生まれていたようにも感じる。
正に彼女たちの「笑顔マジック」にかかってしまった。
私達が彼女達に何かを教えるなんて、なんとおこがましい。むしろ私達が彼女達から学ぶもの、与えられるものの方が大きかったのに。
そして、彼女達を見送った今、心がロス状態なのは、私だけでは無いはずだけど、彼女達から貰った多くを忘れる事無いように、スタッフみんなで頑張らなくちゃね!
みんな、お疲れ様でした、そして本当にありがとう。I love you, girls!