彼女を最初に見つけた時、部屋の電気は何も付いていなくて、夜の19時30分頃だったので真っ暗でした。

私は仕事から帰ってきて、彼女はその日仕事が休みで。19時30分なのにリビングも寝室も電気が付いていない、まだ寝てる?おかしいなと思ったあの時。

そして寝室に入って静かに眠る彼女を見つけた時。

寝息すらも聞こえない、何一つ音のしない不気味な人気のなさを感じたあの恐怖。


あれ以来、私にとって暗闇と静寂は死を意味するものになりました。あまりに暗闇で静寂な空間は恐ろしいので、私は夜寝る時はそういった空間にしないようにします。何かしら動画配信サイトの動画を垂れ流しして、モニターに映しておいて、音と光がある空間にする。眠りには悪影響ですが、暗闇と静寂に比べればまだ寝れるだけマシです。


本当に真っ暗闇と無音が怖くて怖くて。

私もその暗闇に飲まれて死ぬのではないかと恐怖になります。いつも眠る前はもうこのまま二度と目覚めることがなかったりして。と不安な気持ちになりながらなんとか眠りにつく毎日があの日以来ずっと続いています。眠るベッドも彼女が最期を迎えたベッドですし。このまま私も彼女にあの世へ連れてかれるのかなぁとか思ったりします。彼女があの世から早く来て〜なんて言っていたりして。

…それはないかな。どうだろう。


1人眠りにつくのが怖いです。

夜が怖い。

あの日見た永遠の眠りにつく彼女の表情がよく頭に浮かびます。

そんなトラウマのようなものをこの先も抱えていそうです。


2024.09.28