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ちょっと長々と引用してしまいました。
僕は、「三毒追放」をこれから日常意識しようと思っています。
あっそれから、昨日はケンタッキーで、隣のテーブルに残されたゴミを片づけちゃいました。
これも利他主義の実践ですかね。

「いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと夢想しても仕方がない。それよりは、起きていることから、何を学び取り、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時間を最大限に活用できるか」
を考える技術です。
利他の精神を養う
利他主義を習慣にすると、不思議と運が向こうから寄ってきます。
たとえば、本当に小さなことでいいのです。
ファーストフード店で自分のトレーを片づけるときに、たまたま隣の人が放置したまま帰ってしまったものがあったら、ついでにそれを片づけるとか、道にゴミが落ちていたら、それを拾ってゴミ箱に入れるとかです。
なぜ運がよくなるかと言うと、こういう習慣があると、何か仕事をしたり、活動をしたりするときに、自分の効用ではなく、自分が所属している集団の効用がどうしたら最大になるかを考える習慣がつくからだと思います。
無限に広がる「運命の成長パス」
「積極思考」とは、要は身の回りの出来事に対して、受け身のままに流されるのではなく、自主的に何か物事を決めていって、将来のパス(経路)を自ら切り拓いていくようなイメージです。
自分が影響力を与えられる範囲において、周りからいい物を積極的に吸収していき、逆に批判をしても仕方がないことにはそこにわざわざエネルギーを使わない、ということです。
リッツ・カールトン日本支社長が従業員教育で最も大切にしていること
高野さんが従業員教育に最も力を入れていることは、「日常的にネガティブな言葉を使わないこと」だそうです。
まず大事なことは「ネガティブなことを言わない努力」をすることです。
当然、私たちもネガティブなことを言いたくなるときはあります。
そのときには、どうやったら言いたくなる状況をなるべく少なくできるのかを遡って考え、環境自体を変える努力をしていくのです。
言葉でごまかさずに、行動レベルに落としていくことを繰り返すわけです。
「起きていることはすべて正しい」がなぜ、セレンディピティ(=与えられた機会を最大限に活かす)につながるか
何か、ピンと来るものが、それに関する本を読んでみて、人に説明するとか、自分の仕事に応用してみるとか、あるいは全然役に立たないかもしれないけれど、とりあえず記録をしておくとか、常に潜在意識にピンと来たものに行動を起こす癖をつけます。
どちらも、現状手に入ること、起きていることを、使い尽くしてみよう、ということだからです。
「三毒追放」は、最も簡単な潜在意識活性化法
すなわち仏教が三毒として明示している「妬む、怒る、愚痴る」をやめてみること、「妬まない、怒らない、愚痴らない」という行動パターンを作ることです。
これは本当に潜在意識のいいところを活用し、運を実力にするために、とてつもなく効果が高い方法なので、ぜひ試してください。
1%の本質をつかむ「即断即決法の技術」
1%の本質に近づく技術の基本は、何と言っても、「捨てること」「やらないことを決めること」です。
「捨てないと拾えない」ことの大事さに気づくことが、自分の能力を最大限に発揮する貴重なステップになります。
少しずつでいいから緩急をつけてみる
「すべてしなければならない」とか、「重要なものだけを抽出しなければならない」といった思い込みを捨て、すこしずつでいいから緩急をつけてみることをお薦めしています。
やることを効率化するのではなく、「やること自体」を減らせ
とにかく、やることを効率化するだけでは前に進まないので、優先順位の第1は、やるべきことの量自体を減らすということです。
掃除や洗濯などと同じで、「やめても困らないことはやめてしまう」に尽きます。
1%の本質を残せる人はどこが違うのか
答えは簡単で、「分母となるよい情報、よい出会いを増やすこと」です。
読書にしろ、人に会うにしろ、とにかく自分の人生は1回しかないため、その濃度を増やすには、他の人から疑似体験をするしかないのです。
「起きていることはすべて正しい」-パーソナル資産を使いきるためのキーワード
起きていることはすべて、自分に対するメッセージ、あるいは何らかのチャンスとして受け止めよう。
そして、そのメッセージを分析し、そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく割り当て、使い切り、最大の成果になるように行動を続けよう。
わがままを通さないと成功しない?
そして読者のみなさんに早い段階で気づいてほしいのは、わがままを通さないと成功しないということです。
ここでいう「わがまま」はあくまで、自分の能力を最大限に発揮できるよう、自分のパーソナル資産に優先順位をつけて周りと調和しながら、その優先配分が気持ちよく行えるよう、常に工夫を繰り返すことです。
チーム内で強いところと弱いところを互いに補完し合う力
ストレングス・ファインダーのテストを職場全体で受けることで技術論に分解し、どんな職場でも同じような強い関係を再現性高く構築することが可能になります。
「アサーティブな振舞い」がなぜ大切か
私は、アサーティブな振舞いを、日常生活の中で無意識のうちに行えるようになるまでトレーニングすることが重要だと思っています。
アサーティブな振舞いとは、「相手も自分も大事にする自己表現の技術」と言い換えることができます。
アサーティブになれない相手とのつき合い方
わたしがChabo仲間の和田裕美さんの本「人づきあいのレッスン」(ダイヤモンド社)で読んでなるほど、と思ったのが、「嫌な相手には、○○どんなど、あだ名をつけると気持ちが和む」という方法です。
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上昇志向ではなく、毎日が楽しくなる志向を持つ
このような話をすると、多くの人から「もっと上昇志向を持ったほうがいいのか」と質問されますが、私は上昇志向よりは、毎日を楽しく、自分の力を最大限に発揮しようとする志向が、結果的に上昇志向に見えると考えたほうが健全だと思います。