- こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる/魚谷 雅彦
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コカコーラの製品を買う人は、1日約5,000万人。
自販機 2,000万人、小売店 1,600万人、飲食店 900万人。
日本の自販機の総台数は、250万台。そのうち、約100万台がコカコーラ商品を販売。
この本の中で取り上げられている数字です。
あらためて見ると、もの凄い数字です。
この本は、コカコーラ現会長が、実例を上げながら、マーケティングを語っています。
顧客は見えているか。
24時間いつでもどこでも顧客のことを考えよ。 →ジョージア・飯島直子の起用。
現場に足を運んでいるか。
モノが売れていく現場にこそ、マーケットの本質はある。
何をやるか、だけではなく、何をやらないかも戦略。 →ウーロン茶では勝負しない。サントリーがあるから。爽健美茶への開発へ。
飛び抜けた商品を提供できるか。
平均点のマーケティングは失敗する。 →紅茶での勝負はミルクティーで。紅茶花伝ロイヤルミルクティー。
素早く1位を獲得したら、その地位は簡単には変わらない。
大西洋を単独飛行で初めて横断した人は?
リンドバーグ。
では、2番目は?
最後までやり抜いているか。
人の心を動かしているか。 →ジョージア・明日があるさキャンペーン
関係者を巻き込んでいるか。 →コカコーラ・No Reasonキャンペーン、桑田佳祐の起用
常識にチャレンジできるか。
無難にやり過ごす発想から、新しい価値は生まれない。