自分の足でどこへでも

自分の足でどこへでも

変形性股関節症だけど、自分の足でどこにでも行きたい

人工股関節置換術を受けた後、ロードバイクでロングライドのイベント「パリ-ブレスト-パリ(PBP)」で1200kmを完走しました。
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手術から5年経ちました。

 

今年は検診だな、と年明けぐらいから思っていて、「予約しないと」と思っていたら

4月に入ってすぐに病院からのお手紙が来ました。



「5月9日10:30で予約しました。都合が悪ければ連絡ください」という内容。

都合なんていくらでもつけますよ!と休みを取って行ってきました。

 

手術前の説明で「5年毎に定期検診あります」と聞いて先の話だなぁと思ってたけど

いつのまにか5年経ってました。

そして、5年毎に定期検診してくれるってのはありがたいなぁ、と改めて感じました。

今のところまっっったく問題はないから行かなくてもいいぐらいだけど、何かあってからでは遅いから

機会があれば念のため診ておいてもらいたい。そう考えると5年毎ってのはちょうどいいのかもしれません。

 

手術の頃は翌年にフランスで自転車で1200㎞走るPBPを目標にしていて

それを達成したのは過去のブログで書いた通り。

そして、1年前の今ごろは自転車で11日かけて日本縦断をしていました。

手術を受けた年にあった「北海道1周2400㎞」は諦めたけど、いつかはやってみたかった日本縦断。

こちらはもう少し長い2700㎞。諦めた北海道1周の悔しさをこれで晴らしていたところでした。

この頃はもう手術を受けたこともたまに思い出すぐらいだったので、

ゴールした日に「あ、4年前の今日手術終わって退院したんだった」と思ったくらい。

それだけ痛みや違和感のない日々を過ごしてきていました。

 

近況としては3ヶ月ぐらい前からユル~いジョギングを始めました。

本格的にはまってフルマラソンとかに出たくなったらどうしよう?

あ、ちょうど5年検診があるからやってもいいか先生に聞いてこなくては、などと考えていました。

 

そして病院へ。

いつもの流れでまずはレントゲン。足首からつま先を内側に向けて親指同士をくっつけて撮影をするのですが、

手術前はこれがたまらなく痛かった。でも今は何ともない。

検診でレントゲンを撮る度に毎回思い出してしまいます。

 

そして少し待ってから先生の診察。

カルテ見て「ロードバイクやってるんだよね?」というので「はい、去年日本縦断をしました」と答えたら

先生、椅子に座ったまま上半身折り曲げて大笑い。

先生の手術のおかげでここまでできるようになりました、ってことを伝えたかったのだけど、うまく伝わったかな。

「それだけの手術してるんだから何だってできるさ!」なんて思われてるかもしれませんが…。

可動域なども確認して左右問題なし。筋肉もいいね、とのこと。

そしてマラソンも術足には問題なし。ぜんぜん予定もその気もないのだけど念のため

「フルマラソンとかでも大丈夫ですか?」と聞くと「何やっても大丈夫」と。

(これは前から言われていたのだけど)手術してない足にも股関節症の兆候がほんの少しあるから、

もしかしたらそっちに影響あるかもしれない、とのことなので

「そうなったらその時はまたよろしくお願いします!」とお願いしておきました。

こうして和やかに検診は終了。次はまた5年後です。

こんな定期検診ならもっと頻繁に来てもいいよというくらい、なんだかしあわせになる検診、

でもそれだけ問題ないから5年でいいんだな、と改めて思いました。

 

病院の最寄りのバス停は駅から来ると玄関の目の前なのですが、

駅に行く時は敷地の外に出て大通り渡って更に歩いて、とちょっとした距離。

バスが来そうだったので小走りでバス停に向かいながら、手術前の初診の時は足が痛くてすごい辛かったんだよなぁなどと思い出し、あの頃の自分に今の状況を教えてあげたい、なんて思いましたが、手術前は手術の先輩のKAOさんからいい話をたくさん聞いて明るい未来しか思い描いてなかったことも思い出したり。

そして、5年経っても手術を受けてよかったと思うことしかないので、あの時手術を決めて調べて受けて本当によかったとまた実感しました。