自分の足でどこへでも

自分の足でどこへでも

変形性股関節症だけど、自分の足でどこにでも行きたい


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自分がやっている「ブルベ」という自転車でロングライドを走るイベントでは規定に沿って完走すると「認定」がもらえます。20030040060010001200kmとそれ以上のカテゴリーがあり、同じ年に200300400600の認定がもらえた人はシューペル・ランドヌール(SR、女性はシュペール・ランドヌーズ)の称号が与えられます。2012年にブルベを始め、他のことに熱中してしまった2013年を除いては毎年ずっとこの「SR」になってきました。

 

5月に手術を受け、2018年のSRはナシかなぁと思っていたものの、予想よりも早くロードバイク解禁となり、かなりシンドかったけど7月にまず200㎞を完走でき、8月に300㎞も完走。ホントは順番通り400㎞を走ってから600㎞、と行きたかったけど9月中でスケジュールなどが合ったのは600㎞だけだったのでそれを走って無事に完走。この辺でブルベ仲間のみなさんからは「完全復活だね」と言われていたのですが、自分の中ではこれまで続けてきたSRにならなければ完全じゃない、と思っていました。

 

10月に入り、実は1000㎞のブルベにもエントリーしていて、200㎞過ぎまでは走ったのだけど諸事情によりリタイア。でもこれは股関節とは全く無関係の理由。あのまま走っていたら完走できたのかどうか、今となってはわからないけどこれはまたいつか機会があれば挑戦したいと思います。

 

そんなこともあって、翌週にエントリーしていた今回の400㎞はどうしても走りたかったし、どうしても完走したかった。特にこの400㎞は4年前にも走っているコース。まだブルベを始めて3年目で、知り合いも少なく、ソロでマイペースで走っていた頃であり、脚の痛みはぜんぜんなかった頃。それから4年経って親しくしてくださる方も増え、今回もベテラン自転車さんが一緒に走ってくれることになり、悪くなった股関節は新しいものに交換し、ほぼ同じコースをどんな風に走れるのかドキドキワクワクしながらスタートしました。

 

が、スタートしてほんの数キロの所でトラブル発覚。このまま走れないことはないけど、400㎞を完走できるのだろうか、というところ。でもまだここでやめる必要はない。もちろんここでUターンすればスタート地点に停めてある車に乗ってすぐに家に帰れるけど、進めるところまでは行きたい。こんなのでいつリタイアするかわからないけど進む、なんてベテラン自転車さんにはいい迷惑だったかもしれないけど、ここはやめずに進ませてもらいました。

 

トラブルを抱えつつも100㎞過ぎまで進んだところで救いの女神登場。その方のおかげでトラブルは解消し、いつも通りに戻った自転車で先に進みました。

 

だいたい半分ぐらいの所で折り返し。時間に余裕もあったので、諏訪湖の近くでうな重なんかをいただくという、4年前には考えられなかった美味しい思いをして復路を走ります。夜間走行も上りも長い下りもまったく問題なし。トラブルがなくなったの自転車はもちろん、自転車に乗っている自分も股関節もまったく問題なく進んでいきます。もう「5か月前に手術したんだっけ?」なんてことすら考えないくらい順調でした。

途中で雨が降り始め、結局今回も雨の中を走行。「雨なら走らない」はやめたので、雨でも続けます。雨だし寒いし、その後の休憩が長過ぎたのか制限時間もギリギリ。それでもやめるという選択肢はない。この週末は他にも200km600kmのブルベが開催されていて、そっちを走っている親しい知人たちのことを考えたら、どこも痛くもなんともないのにやめるなんて言ってられない。そんなことを思いながら走り続けました。

 

最後のチェックポイントを過ぎるころには夜が明けて走りやすくなってきたので、いろいろ考える余裕が出てくると自然と今までのことが頭に浮かんでくる。手術を受けたのは5か月前、その2か月前に手術を決めて、その前は痛みで歩くのもちょっと不自由していて…。1月に走ったブルベは200㎞でほぼ平坦だったから何とかなったけど、そのあとは自転車もシンドくなってきた。痛くてつらかったな、という気持ちは思い出せるけど、でももう痛みは思い出せない。よくここまで来たものだ。ちょっとの仮眠だけで夜通し走っているので、なんだかいろんなことが浮かんできていました。

 

そして無事にゴール。

400㎞完走の認定をもらい、今年もSRになりました。

 

1年前の9月にSRになった頃は弱い痛みはあるけどまだ600㎞走ることはできました。でも輪行が辛かったり、完全な状態で自転車に乗れていなかった気がします。

そして今、手術を終えて痛みも悪いところもなくなり、あの頃と同じかそれ以上に自転車に乗れるようになり、楽しくなり、どこまでも走っていかれそうな気分になっている。もうここまで来たら「完全復活ですね」と言われて「いやいや、まだまだ…」とは言えないな。今、やっと元の場所まで戻ってこられた気がします。

 

手術のことをよく調べずに「温存」しかないと思っていた頃、手術を決めたものの元通りに自転車に楽しく乗れるようになるのか不安でたまらなかった頃、手術を終えてもなかなか痛みが引かなかったり、歩くのもままならなくて「こんなのいつまで続くんだろ」と思っていた頃、自転車解禁になったのに怖くて喜んで乗れなかった頃。最初に復帰した200㎞のブルベはめちゃくちゃシンドくて、実は「もうここまで乗れるようになっただけで満足しておいたらいいんじゃない?」なんて思ったりもしてました。

 

200㎞完走した時、もっと長く走れるようになって過去の自分に「大丈夫」って言いに行きたいと思ったけど、ここまで来られた今、もし言いに行かれるなら自信を持って「大丈夫だよ!」って言ってあげたいと思います。

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