みなさま、こんばんわ🌜

今日の鹿児島は晴れでした🌞

九条医療者の会かごしま夏季学習 2025年6月

 
 

本日は午後2時から「九条医療者のかごしま夏季学習 高額療養費限度額引き上げ 防衛費増の中で壊されていく国民皆保険制度」のオンラインイベントがありました。

九条医療者の会とは❓

 
 

当イベントの主催者は「九条医療者の会かごしま」でした。

 

もともと全国組織の「9条の会・医療者の会」という組織があり、「九条医療者の会かごしま」はその鹿児島地域限定の組織のようです。

 
 

医師、医学者をはじめ、薬剤師、看護師、ケアマネージャーなどのコメディカルスタッフや福祉従事者も参加しています。

 

「九条」というのは憲法9条のことで、戦争に反対している医療従事者の会のようです。

伊藤周平氏のご講演

 
 

まず伊藤周平氏の講演がありました。

 

伊藤周平氏は社会保障の専門家であり、鹿児島大学 法文学部の教授でもいらっしゃいます。

 

伊藤氏の話は驚くべきものでした。

 
伊藤周平氏

伊藤氏

今69%の病院が赤字になっています。

本当にギリギリ何とかやっているという状態です。

 
伊藤周平氏

伊藤氏

この状態を何とかするには診療報酬を上げるしかありませんが、後で保健に跳ね返ってきます。

 
伊藤周平氏

伊藤氏

後は税金しかありません。

増税か他の社会保障を回すしかない。

 

今、医療機関は物価高騰のあおりを受けて、危機的な状況に陥っているようです。

 

更にこんな風におっしゃっていました。

 
伊藤周平氏

伊藤氏

政府は現役世代と高齢者の対立をあおっていますが、GDPからみると社会保障費は高くない。

 
伊藤周平氏

伊藤氏

総体的に高齢者の方を優遇しているように見えるにすぎません。

 

お金がないため、手当てを出そうにも財源がないそうです。

 

社会保障を手厚くしようとすると、他の分野を削ってそのお金を回すしかない。

 

まさに世代間でパイの奪い合いになっているとのことでした。

ケアマネジャーの方のご講演

 
 

続いて、ケアマネジャーの方のご講演がありました。

 

作り置きを作るため、調理しながらの視聴だったので、お名前を聞き取ることができませんでした💧

 

ケアマネージャーの方は、介護保険の危機を訴えておられました。

 
若いビジネスマン

参加者

ヘルパー事業所は減っていませんが、働く人はだんだんといなくなっています。

私は53歳ですが、ケアマネージャーとしては平均的な年齢です。

 
若いビジネスマン

参加者

ヘルパーさんも高齢化していて、後を担う若い人がいません。

養成校も定員割れしていて、介護福祉業界には人が集まらなくなっています。

 
若いビジネスマン

参加者

このままでは介護保険料を納めていても、人材がいないのでサービスが提供できなくなってしまいます。

 

介護保険業界も存亡の危機に直面しているようです。

病院の危機

 

質疑応答では、参加されていた医療従事者の皆様から意見が寄せられました。

 

病院からの悲痛な訴えでした。

 
部長の男性

参加者

私は県立病院の事務長をしております。

昨年度の赤字が30億となり、病院は経営状態の見直しが求められています。

 
部長の男性

参加者

経営状態を改善するための予算が4,600万円ほど支出されましたが、そのうち4,000万円がコンサルタントにお支払いするお金です。

 
医師

医師

私は医院を経営しております。

赤字続きで、黒字を出すにもどうすればいいのか・・・。

 
医師

医師

看護師も少なくなっており、募集をかけても集まりません。

1人300万円で雇うところを、派遣にお願いすると400万円。

 
医師

医師

収入が減っている中で、スタッフを雇うだけでも痛い出費が増えています。

 
専務の男性

参加者

私は伊敷で医院を経営しております。

厚生労働省によれば、病院の80%が赤字と聞いています。

 
専務の男性

参加者

鹿児島大学医学部付属病院はコロナ後、患者が戻らず経営がひっ迫しているようです。

 
専務の男性

参加者

コンサルタントは「赤字の部門を切れ」と。

大学病院としてそれでよいのでしょうか❓

 
専務の男性

参加者

今開業されている医院のうち、70%が継承させず今の代で閉院予定とのことです。

このままでは病院がどんどん減っていきます。

 

大変なことになっています。

 

このままでは今ある病院のうち、4分の1程度しか残れないのではないかと思われます。

 

若い頃から私を教え導き、育ててくれた医療業界が、今まさに倒れようとしているのです。

介護ロボットの開発

 
 

医療や福祉の現場はお金も人手もなくなってきており、継続が難しくなっています。

 

私は1日も早く、介護ロボットを開発・運用しなければならないと、決意を新たにしました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋