みなさま、こんばんわ🌜

今日の京都はよいお天気でした🌞

社会的処方EXPO2024 in Kyoto

 
 

今日は 社会的処方EXPO 2024 in Kyoto に参加してきました😃

 

待ちに待って、楽しみにしていたイベントです😄

 
 

大阪から電車を乗り継いで、京都の烏丸駅にやって来ました。

京都経済センター

 
 

会場は烏丸駅すぐ近くの 京都経済センター です。

 

ここに来るのは2021年に佛教大学の大学院を受験しに来た時以来で、懐かしいです😃

 
 

会場に到着すると、既に多くの人が集まっていました😉

オープニング 「社会的処方、これからの10年」

 
 

まず、主宰の 西智弘先生 からオープニングのお挨拶がありました。

 
 

私のバイブル『社会的処方』シリーズ を執筆された憧れの先生に、ようやくお目にかかることができました😄

1st Session:孤独・孤立推進法が描く未来

 
 

1st Sessionは、「孤独・孤立推進法が描く未来」。

 

以下のお3方の講演とパネルディスカッションでした。

  • 山本麻里氏:内閣官房副長官補付内閣官房内閣審議官、孤独・孤立対策担当室長
  • 近藤尚己氏:医師・医学博士(公衆衛生学)、京都大学大学院医学研究科教授
  • 渡邉大輔氏:社会学者、成蹊大学文学部現代社会学科教授

錚々たる顔ぶれです😃

 
 

山本麻里氏

山本麻里氏によれば、社会的処方は国を挙げて取り組んでいる孤独・孤立対策の中核に位置づけられている、とのことでした。

 

「社会的処方はお医者さんが患者さんを社会的資源につなげていく。リンクワーカーでもいい。福祉の相談の現場から社会的資源につなげる」ことを、内閣官房は期待しているとのことでした。

 

桜井智恵子氏

2024年2月17日(土)に神戸で開催された 日本臨床心理学会 第59回学術大会 で、桜井智恵子先生(関西学院大学教授)がおっしゃっていたことを思い出しました。

 

 
桜井智恵子氏

桜井氏

何でも国に取られていく💢️

市民の活動も研究も、何でもかんでも国が取っていくんです💢️

 

桜井智恵子先生がおっしゃっていたのは、このことだったんだなぁ・・・と思いながら、お3方のご講演をお聞きしていました。

 

しかし、どうして国はこんなになんでもかんでも政策に組み入れていくのでしょうか❓🤔

2nd Session:企業がつくる、まちの保健室

 
 

2nd Sessionは、「企業がつくる、まちの保健室」でした。

 

なんと、良品計画の代表取締役会長の 金井政明氏 がお話してくださいました😃

 
 

無印良品といえば、オシャレで実用的な雑貨屋さんというイメージがあります🧡

 

無印良品のグッズ大好きです😊️

 

金井政明氏

金井政明氏は、次のようにおっしゃいました。

 

無印良品設立の経緯

 

1920年代のアメリカから、大量消費・大量生産の文化が始まりました。

 

過剰な陳腐化で、洋服は1年、車は3年で時代遅れ。

 

どうしてそんなことが起きるのかというと、人は大変欲張りだから。

 

人と比べて妬んだり、うらやましがったりどうしようもない。

 

その性質は社会からすると、肥沃な土壌。

 

でも、家の中で1人でいるときや、家族だけと一緒にいるときは、どんな格好としていても気になりません。

 

そんなことより、ホッしたいし、自分らしくしていたい。

 

無印良品はそのポイントにマーケティングをして、商品を売ってきました。

 

使えば使うほど、社会を良くするような。

 

地域の産業に寄与することができれば、喜んで買ってもらえる。

 

無印良品は、分断した人と人とのつながりがうまれるような場所にしたいと思っています。

街の保健室を作った経緯

 

街の保健室を作った経緯は、2100年には日本の人口が6千万人に減少します。

 

そこで、

  1. 経済
  2. 生きる環境
  3. 文化(健康・医療)

の3つの大きな柱で社会を支えなければいけない。

 

3つとも同じ太さでなければいけないと思い、街の保健室を作りました。

マンモス団地を作る

 

昔はマンモス団地があちこちにあり、学校も図書館も何でもありました。

 

そんなマンモス団地のような地域社会の競走の場を店舗でも作っていきたいと考えています。

どんどんつながることが大事

 

企業が社会的孤立の解消に向けて、つながりたいと思う人がどんどんつながることが大事です。

 

つながっていったとき、地域でリンクワーカーやコミュニティナースのような人たちは、どうやって収入を得たらいいのか。

 

例えば、みんながフランクに集まれるカフェを作り、本を置く。

 

そこにクラフト作家さんを巡回させてローコストで室内デザインをする。

 

イスやテーブルは廃棄されるものを使う。

 

うちは、カレーやパスタ、コーヒーなどなんでも扱っておりますので、厨房を作らなくてもレンジとお湯さえあれば調理できます。

 

無印良品に発注してもらって、取りに行ったら運送費もいらないし。

 

そんな風にして子どもやお年寄りが集まれる場所を作りたいと考えています。

 

金井さんのお話をお聞きして、無印良品のような大企業を作れるすごい企業家の方は、格が全然違うなと思いました😊️

 

金井さん率いる無印良品ならば、障害者が商品を発注しても、障害を理由に販売を拒否されることはなさそうです。

 

私が会社を設立する時が来たら、内装とレイアウトは無印良品で揃えようと思いました😊️

蕎麦酒場 清修庵 SUINA室町店

 
 

お昼ごはんは、京都経済センターの隣のビルの地下でいただきました😋

 

京都だけあって、お蕎麦がめっちゃおいしかったです😋

3rd Session:学生が捉える「社会的処方」の現在地

 
 

午後の1番目は「学生が捉える「社会的処方」の現在地」のセッションがありました。

 
 

実はこの時に、精神障害者の友人のサイコパス風味なお母さんからLINEが入ったことに気づき、内容がショッキングだったもので、友人が心配になってセッションそっちのけで必死にLINEを始めてしまいました。

 
 

大学生の皆様が、社会的処方として取り組んでいる活動について発表されていました😃

 

しかし、お母さんとのLINEに必死になってしまったので、内容がほとんど聞き取れませんでした😅

 
 

LINEに必死になっていた私を引き戻してくれたのは、ばー子さんでした。

 

ばー子さんは、武蔵野美術大学の仲間といっしょに、三重県の志摩市民病院でアート外来に取り組まれたそうです。

 

アート外来プロジェクト

 

素晴らしい発表でした。

 

サイコパス風味なお母さんのLINEで、内容を理解することができなかったのが残念です😅

4th Session:言葉を超えた表現で紡ぐ、ケアとアートのストーリー

 
 

午後の2つ目のセッションは「言葉を超えた表現で紡ぐ、ケアとアートのストーリー」で、椅子を片付け参加者全員で体を動かしました😃

 
 

ダンスアーティストのなかむらくるみさんの掛け声で、全員でゆっくり歩いたり、小刻みに歩いたり、独創的なポーズをとりながら動いたりしました(笑)

 

すごく楽しかったです😄

5th Session:医療のエコ活動

 
 

そして、最後のセッションは、西智弘先生の「医療のエコ活動」の講演でした。

 

医療資源は限りがあるから、節約しながら賢く使おうという内容でした😃

インタラクティブセッション

 
 

全てのセッションが終了すると、会場では インタラクティブセッション が行われました😃

 

飛び入り参加の部外者なのに、忌憚のない意見を言っちゃいました😅

 

アート処方の学生さんたちが、「自分たちの活動がなぜか政策に取り込まれていることに違和感を感じている」という発言もありました。

 

あんな風に、なんでもかんでも政策に取り込んでしまうのは良くないんじゃないかと感じました😅

記念撮影

 
 

最後に会場参加者全員で記念撮影をしました。

 

ここは地上の楽園だと思いました😊️

 

社会的処方という素敵な試みが、いつまでも続きますように🙏✨

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋