みなさま、こんばんわ🌜

今日の大阪は、26.8℃の夏日でした🫠

 
1 カウンセリング・トレーニング研修 モジュールⅡ
 
 

今日は朝から カウンセリング・トレーニング研修 の日でした😄

 

カウンセリング・トレーニング 第2部の6回目でした。

 

「第2部」は今日で最終日です。

2 講座風景
 
 

講座の風景はこのような感じでした。

 

今日は34名が参加して、ナラティヴ・セラピーを学びました😃

3 第9章 アセスメントⅡ
 
 

本日のテーマは、前回に引き続き 第9章 アセスメントⅡ より広い文脈に注目する です。

 

今日はP301の「多層的な記述から立体的にとらえる」からスタートしました。

 

4 アセスメントにおける文化の考慮
🍀 誰にとっての標準か(P305)

クライエントの語りをどう理解するかにも、常に文化という文脈が作用してきています。

 

文化を念頭においておくことは、アセスメントに携わるときにも大切です。

 

私たちは、自分たちの正常・異常の観念には、広く流布しているが決して普遍的ではないものの見方が反映されている、という点を忘れてしまいがちです。

 

異なる文化に育ったクライエントの話を聞くには、違うニュアンスで話を聞く必要があるのです。

🍀 文化依存症候群(P306)
 

文化依存症候群(文化結合症候群とも言う)とは、ある地域、民族、文化環境において発生しやすい精神障害をさしています。

 

マレーシアの「アモック(Amok)」や我が国の「対人恐怖症」などが有名ですね。

 

これらの文化依存症候群は、他の地域や文化圏では発生していないので、精神疾患も文化の影響を強く受けていることがわかります。

🍀 ローカルな知を掘り起こすことの重要性(P307)

ローアルな知を掘り起こすとは、クライエントの人生で問題となっていることを見定めるために、クライエント自身の立ち位置に目を向けるということです。

 

クライエントが生まれ育った文化といま住んでいる文化という二つの文脈の違いを、クライエントがどう捉えているのかを理解することが大切です。

 

ある地域から別の地域へ移住した場合、その人自身の幸福と健康のために必要なのは、移住先の文化になじむことです。

 

クライエントの困難が別々の文化規範にまたがっている生じている場合、批判的であることは特に重要となりまあす。

5 トラウマのアセスメントで考慮すべきこと(P309)
 

クライエントとの会話で、クライエントの過去の出来事について尋ねることで、カウンセラーは面接室に過去を呼び寄せることができます。

 

しかし、一方で、面接室でトラウマが再体験されるリスクが出てきてしまいます。

 

カウンセリングでは、クライエントの福祉を中心におき、クライエントが当初カウンセリングに来るきっかけとなったトラウマを再現させないようなペースで進めるべきです。

クライエントが何をどういうペースで共有したがっているか(P309)

トラウマについて単刀直入に問うような質問をしたり、インテーク用の相談申込用紙に記入してもらうなどの情報収集は、クライエントにとって侵襲的な体験となることが多々あります。

 

クライエントと直接向き合って、どう進めていけばいいかの手がかりを得る方が望ましいとされています。

 

カウンセラーが個人的な仮説を中心に物事を進めるよりも、クライエントが自分で経験を探っていくようにした方が助けになるかもしれません。

デリケートな領域に足を踏み入れるための、いわば安全基地をつくっておく(P310)

トラウマ体験のように難しい話題を検討していく前に、クライエントと一緒に人生においてどんなことがうまくいっているかを書き出してみると良いでしょう。

 

辛い出来事について話すときに、気持ちを落ち着けてもらえるように、今持っている社会的ネットワーク(クライエントの「人生クラブ」)について質問し、クライエントが決して1人ではないことを思い出してもらうことも効果的です。

 

これは、辛い体験から目を背けることではなく、喪失に呑み込まれずにカウンセングを進める土台をつくるための作業となります。

 

「安全基地(人生クラブ)」と似たようなお話が「PTMF」でも出てきましたね👇👇👇

 

現実に起こった出来事をどのように話題にするか(P311)

クライエントの人生の全体像を描くために、過去の出来事の情報を細かく集めることが必要だとは限りません。

 

トラウマは、その時のことを詳細に思い出すことによってしんどくなってしまうことがあるので、トラウマ的な出来事にははっきりとは触れない方法もあります。

 

起こったことを詳細に共有する必要がある場合には、「影響焦点型」質問と「対応焦点型」質問を区別して使うことがおすすめです。

 

クライエントがどこに立とうとしているかを確認することで、正確な情報に基づいた選択ができるよう、クライエントをサポートすることが可能になります。

 

カウンセリングでトラウマ的な出来事を詳細にたどっていく場合は、その出来事にどう対応したのかも質問してクライエントを被害者ではなく行為主体者として位置づけると、トラウマを悪化させる危険性をかなり減らすことができます。

6 午前のディスカッション
 
 

午前中の講義の終わりに、学びを深めるためのグループ・ディスカッションがありました。

 
 

午前中のテーマの1つに「トラウマ」があったこともあり、トラウマの理論で有名な「環状島」の話題が出ました。

 

「環状島」は、何とも表現しがたいトラウマについて、トラウマを抱える当事者、加害者、支援者の立ち位置を示したモデルです。

 
 

「環状島」は、1度見たら忘れられないほど、ものすごいインパクトがありますよね。

7 午後のディスカッション
 
 

午後の時間は、「モジュールⅡ」全体の振り返りと演習にあてられました。

 
 

今回は、プロのカウンセラーの方といっしょにワークをさせていただきました。

 

ワークで、「実践トレーニングコース」を受講するために、ナラティヴ・セラピーの本を読んでいることを打ち明けると、カウンセラーさんは

 
ショートカットの女性

参加者

浩さんの『もう一度カウンセリング入門』は読みやすいですよ。

わかりやすいから、すぐに読めちゃいますよ。

 

とアドバイスをくれました😃

 

今読み進めているのは、アリス・モーガン著の『ナラティヴ・セラピーって何?』という、ナラティヴ・セラピーの入門書です。

 

読み終わったら、浩さんの『もう一度カウンセリング入門』を読もうと決意しました😃❗

 

本日で、「カウンセリング・トレーニングコース モジュールⅡ」が終了しました。

 

次回の「カウンセリング・トレーニングコース」の講座から、いよいよ「モジュールⅢ」が開講となります。

 

「モジュールⅢ」は、2024年2月3日(土)スタートです😊️

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋