みなさま、こんばんわ🌜
今日の大阪はお昼から雨が降っています☔
1 | カウンセリング・トレーニング研修 モジュールⅡ |
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今日は朝から カウンセリング・トレーニング研修 の日でした😄
カウンセリング・トレーニングは3部構成で、今日から第2部が始まりました。
2 | 研修風景 |
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研修風景はこのような感じでした。
今日は33名が参加して、ナラティヴ・セラピーを学んでいます😃
3 | 第5章 意味の受け取りと読み取り |
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本日からテキスト(『協働するカウンセリングと心理療法』)の第Ⅲ部に入りました。
本日のテーマは 第5章 意味の受け取りと読み取り です。
クライエントの経験を理解するための重要な3つの側面には、
- 用いられた言葉
- 非言語表現
- 話の背後にある文脈
があります。
4 | 言葉表現(P130) |
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文化への好奇心(P130) |
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カウンセリングは、まずクライエントの述べる内容を理解することから始まります。
出発点(クライエントの現在地)と、向かう先(目的地)がどこかを把握しておかなければなりません。
クライエントが用いる主な道具は言語です。
言語は 不完全 だからこそ、詩的な豊かさや複雑さを表現することができますが、理解を進めるためには時間がかかります。
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初心(P135) |
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カウンセラーがクライエントに
「私もそんな経験をしたことがあります。」
「おっしゃることはとてもよくわかります。」
と言ってしまうと、言葉に縛られてしまうことになります。
そう言ってしまった瞬間から、カウンセラーはクライエントの経験に自分とは異なる面を見出すことが困難になるし、クライエントは他人にはない自分だけの経験を口にするのが難しくなってしまいます。
共感を示そうとして、つい言ってしまいがちになりますが、安易な共感は口にしない方がいいみたいです😅
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読み違いを最小限に留める(P137) |
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カウンセリングは、先入観 を持って進めてはいけません。
カウンセラーが自分の理解を伝える際に重要なのは、クライエントに修正してもらえるような形で行うことが重要です。
具体的な方法として、カウンセラーが 自分の読みをあくまで仮のものとして話す というやり方があります。
断定に言った場合に比べて、クライエントが言い返す余地がはるかに多く残るからです。
クライエントが「違う」と言える余地を会話に取り入れることが重要です。
5 | 非言語表現(P139) |
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主な内容は、「言語表現だけでなく、非言語表現も大事」ということでした。
メラビアンの法則 では、コミュニケーションでは
- 視覚情報:55%
- 聴覚情報:38%
- 言語情報:7%
となっており、非言語表現が93% となっています。
コミュニケーションでは、実はほとんどが非言語表現なんですね。
6 | 文脈と意味(P144) |
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解釈学的循環(P146) |
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「解釈学的循環」とは、全体と部分を何度も行き来するような循環のことを言います。
文全体の理解のためには、部分である単語を理解していなければならないし、単語の意味を理解するためには、文の全体をある程度理解していなければなりません。
この全体と部分の関係を、「解釈学的循環」と言います。
螺旋階段を上って多くの不確かなものを通り抜けていくようなもので、型にはまった画一的な処方箋を出すような対応とは正反対の対応です。
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理解とは進行中のプロセス(P149) |
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クライエントに対するカウンセラーの理解の幅が広がっても、「理解しきった」という地点にたどり着くことはありません。
理解とは進行中のプロセスそのものであり、到達地点ではないからです。
ずっとクライエントを理解し続けることが大切なんですね😊️
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直観(P150) |
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「直観」とは、無意識の情報処理による認識です。
会話のやりとりをしているとき、私たちはいろいろな可能性を意識的に検討しているだけでなく、その背後で様々なレベルの情報処理も進めています。
言葉にしたり説明したりするのが難しい無意識の情報処理を、「直観」と言います。
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直観と責任能力(P150) |
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「直観」とは、無意識の情報処理による認識です。
カウンセラーが「直観」に基づいてクライエントに対応したということは、カウンセラーが自分の感性にしたがってクライエントの言葉に耳を傾けたことを意味します。
しかし、「直観」だけでは
- 説明責任を果たすこと:自分たちの行う実践について、相談に来たクライエントやその他の誰かに説明すること
- 倫理的な意思決定:専門的な実践から切り離すことのできない説明説明責任の1種
何が「直観」をもたらしたかについて、深く考えるなどして、洞察を意識的に広げていくことが大切となります。
7 | 話してもらえるよう励ます(P151) |
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注目と感心を非言語的に伝える(P151) |
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クライエントが自分の話を伝えようと四苦八苦しているとき、クライエントへの励ましや肯定が必要となります。
カウンセラーは「ケア」の気持ちをもってクライエントに向き合うことが不可欠です。
カウンセラーの資質として 親切であること が最も大切だと感じました。
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オープンクエスチョン vs クローズドクエスチョン(P153) |
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質問は、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」に分類できます。
質問は実は、かなりオープンな質問から非常にクローズドな質問までの連続体になっています。
オープンな質問の方がクライエントが応じられる余地が大きく、クローズドな質問になると、答える側に応答の幅がほとんど与えられなくなります。
浩さんは

国重氏
必要に応じて、オープンな質問をできないといけない。
オープンな質問をすることは、クライエントに主導権を渡すこともであります。
とおっしゃっていました。
8 | 話を聞きながら理解が更新されていくことに気づくワーク |
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今日の最後に、「話を聞きながら理解が更新されていくことに気づくワーク」を行いました。
浩さんは

国重氏
話を聞きながら、自分がどう変わっていくかを実感してください。
僕の場合、カウンセリングはこの連続です。
とおっしゃっていました。
4人1組に分かれ、それぞれ
- 話し手 1人
- 聴き手 1人
- オブザーバー(タイムキーパー)2人
の役割を担いました。
ワークは以下の順序を15分間(3セット)繰り返しました。
- 「聴き手」が「話し手」に質問をする
- 「話し手」がある程度話す(約3分)
- 「聴き手」と「オブザーバー」が「話し手」の話した内容をメモする(約3分)
私は「話し手」の役だったのですが、1セット繰り返すごとに「聴き手」と「オブザーバー」の私の話の感想が変わってくることがよくわかりました😃
9 | 今日の気づき |
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講座が終わってから、紅茶を淹れてケーキをいただきました🍰☕😋
カウンセリングをする際には「先入観」を持ってはいけない。
コミュニケーションには、「言語的コミュニケーション」と「非言語的コミュニケーション」があり、非言語コミュニケーションの方が圧倒的に情報量が多い。
カウンセラーにもっとも必要な資質とは「親切であること」。
などなど、どこか(看護学校)で聞いた話ばかりで、カウンセリングは看護にとても近い❗ と感じました。
看護のうち、身体看護がない分、コミュニケーションに特化してパワーアップさせたものがカウンセリングなのではないかと感じました。
看護学校時代がすごく懐かしくなりました😊️
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋