みなさま、こんにちわ🌞
1 | オンライン当事者会 |
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本日は 精神障害のオンライン当事者会 でした。
このオンライン当事者会は、佐藤和喜雄さん が主催されている会です。
私は佐藤さんにお誘いいただいて、参加させていただくようになりました😊️
佐藤和喜雄さんは、東京大学教育心理学科をご卒業なさった後、少年院(法務省)や病院で心理職として勤務され、大学の准教授などを歴任されました。
現在はNPO法人福祉会菩提樹の理事をされています。
2 | 忌憚なく語り合う |
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当事者会の主な参加者は、精神障害当事者とそのご家族の方々です。
タブーであるために、普段は気軽に語ることができない精神障害について、参加者で忌憚なく話し合いました。
話せる場があるということで、本当にありがたいことです。
ある参加者の方がこうおっしゃっていたことが印象的でした。

参加者
統合失調症は誰にも起こりうる病だと思います。
特別な人がなる特別な病ではなく、身体疾患と同じように、誰にでも起こりうることとして考えていただければと思います。
とても知的で素敵な意見だと思いました😊️
3 | 佐藤和喜雄氏の言葉 |
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ある参加者の方のお話に応答する形で、私が最近思いついた「統合失調症の発症原因」を話すことになりました。
統合失調症の発症原因は分類することができると思います。
私の考えでは、統合失調症の患者さんは2つのグループにわけられるんです。

実希
私がここまで話したところで、当事者会の主催者である佐藤和喜雄さんから言葉をかけていただきました。

佐藤氏
ちょっと待ってください、実希さん。
そんな風に患者さんを分類なんてしてはいけません。
患者さんをそんな風にグループ分けするのではなく、その人を1人の人間としてありのままにみることが大切 なんです。
1人の人間としてありのままに…ですか…❓

実希

佐藤氏
そうです。
佐藤さんのお話をお聞きして、私はハッとしました。
その人を1人の人間としてありのままにみることが大切だったのです。
患者さんをグループ分けしてしようとしていた私の考え方は、実は精神医学の考え方そのものだったのです。
4 | 人を1人の人間としてありのままにみること |
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人を1人の人間としてありのままに見て、1人1人に合わせた対応をするとすると、膨大な手間がかかるはずです。
本当はそれが理想と理解しながらも、利用可能な社会資源を考えると、そんな手間をかけることは到底できません。
精神疾患患者さんが利用可能な社会資源はほんのわずかしかなく、圧倒的に不足している中、何とかやりくりするしかないからです。
利用可能な社会資源を少しでも増やすために、患者さんをケアするためのアプリケーションを開発しようと、私は日夜努力を重ねています。
AIが人間に代わって、人間が提供可能なケアよりも、ずっと丁寧で良質なケアを患者さんに提供してくれると信じて。
AIによるケアを開発するにあたり、「どのようなケアをすれば統合失調症患者さんが良くなるのだろう❓」と考え、AIが提供可能な効率の良いケアを考えていくうちに患者さんの分類に至りました。
しかし、考えついた患者さんの分類は、実は精神医学的な疾患分類とそっくりだったのです。
私が散々批判してきた精神医学の疾患分類は、実は精神疾患患者さんを限られた社会資源で効率良く治療する方法だったことに、今更ながらに気づくことになりました。
AIによる精神疾患患者さんのケア方法については、もう1度白紙に戻して、イチから考え直そうと思います。。。
人を1人の人間としてありのままにみることができなければ、AIによるケアも意味がないものになってしまう のです。
本日は貴重な気づきの機会をいただき、誠にありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋