みなさま、こんばんわ🌜
1 | 日本臨床心理学会 総会の振り返り会 |
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本日は、日本臨床心理学会の総会の振り返り会 でした。
こちらが学会の様子です🖕🖕🖕
総会の振り返り会の前に、PTMFの読書会があったので、読書会から参加させていただきました。
本当は日本臨床心理学会を2023年3月で退会の予定だったのですが、自然に任せていると、参加はまだ続いています😅
2 | PTMFの読書会 |
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本日は13時から PTMFの読書会 があり、ゲストに訳者の 石原孝二 さんと 松本葉子 さんをお迎えしました。
石原さんと松本さん目当ての参加者が多かったです😄
石原さんは超わかりやすいスライドを元に、PTMFと本について解説してくださったので、内容がよくわかりました。
石原さんは「スライドは今朝作りました」とおっしゃっていました。
PTMFとは次のような意味です👇👇👇
⭐PTMFとは
PTMFとはPower Threat Meaning Frameworkのこと。
PTMFすなわち、P(パワー:power)、T(脅威:threat)、M(意味:meaning)のF(フレームワーク:framework)とは、感情的な苦悩や通常ではない経験、厄介な行動のパターンを見出し、精神科診断に代わる理解を提案しようとするもの。
精神科診断によらないアプローチとして英国で誕生し、世界的にムーブメントが拡がりつつある。
参考 | メアリー・ボイル, ルーシー・ジョンストン(2023)『精神科診断に代わるアプローチ PTMF: 心理的苦悩をとらえるパワー・脅威・意味のフレームワーク』石原孝二, 松本葉子訳,北大路書房 |
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私の精神疾患に対する考え方と近いと思います😃
まだ本を買っていませんが、ぜひ読んでみたいと思いました。
(でも図書館にないから買うしかないねんなぁ😅)
3 | 石原孝二さん・松本葉子さんの討議 |
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今日の読書会は特別編で、石原孝二さん、松本葉子さん、日本臨床心理学会のメンバーでPTMFの討議が行われました✨
豪華ですね✨
討議は胸に刺さる内容でした。
本は、精神疾患サバイバーの言葉から始まって、サバイバーの言葉に終わるとのことでした😃
4 | 患者さんの問題と精神科医療の大きなズレ |
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討議を聞いて、患者さんの問題と精神科医療の大きなズレ を感じました。
私が考えたことを書き出してみると、以下のようになります👇👇👇
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社会的な生活がうまくいかないと精神的にまいってしまう |
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成人した後は社会で働くことが当たり前の現在において、仕事がうまくいっていない場合、精神的にまいってしまうことがあります。
生活を持続可能にするためには労働の必要性があり、生活の糧である仕事は万人にとって非常に重要な関心事になっています。
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精神的にまいった人が精神科の門を叩く |
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酷い目に合い続け、精神的にまいってしまった人が相談できるところと言えば、今は精神科の医療機関だけです。
精神的にまいってしまう人は多くの場合、孤立している人で、苦しい思いを聞いてくれる人は誰もいないからです。
精神科の門を叩くと、診断名をつけられ、向精神薬を処方されるケースも多いです。
今や精神科の患者さんとなった人が困っており、解決を求めているのは社会的な問題 なのですが、精神科の治療は 薬物療法がメイン です。
この時点で既に大きくズレていますよね。
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精神科診察は5分 |
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何でこんなことになるのかというと、精神科では結局のところ、患者さんの話を聞いていないからです。
精神科では保険点数の関係で、精神科医が患者さんの話を聞けるのは5分程度となっています。
患者さんの話をよく聞かずに、適当に薬を処方することになります。
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精神的にまいった人を引き受けてくれる精神科 |
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話を聞いてくれて心に寄り添ってくれる人がいれば、精神疾患になる可能性が下がり、その人は向精神薬を飲む必要がなくなります。
社会的に困っている人が精神科に流れているのは、そういう人を引き受けているのが精神科のみで、その人の話に耳を傾ける人はだれもいないからです。
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精神科を受診することのデメリット |
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ところが精神科に行くと、なぜか精神疾患のレッテル(診断)を貼られ、薬を飲むように勧められるのです。
精神科診断が、時にその人の人生を破壊することもありますが、そういったデメリットはあまり知られていません。
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障害のない見做し障害者 |
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社会的に困ると精神障害者にされてしまうので、脳の異常も、精神的な問題も抱えていない 見做し精神障害者 があふれているのです。
障害者雇用で健常者並みに活躍している障害者社員の正体は、障害のない見做し障害者だと思います。
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精神障害者が大量生産される理由 |
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なぜこういうことになるのかというと、精神科医の先生にもどうしたらいいかわからないからだと思います。
精神科医の先生方は非常に賢く優秀な方々で、社会的に問題を抱えて精神科にやってくる人(患者さん)とは正反対のタイプなので、患者さんのことが理解できなかったとしても無理はありません。
おまけに、精神科疾患には有効な検査もエビデンスもないので、精神疾患をカテゴライズできる魔法の本(DMS)の通りにすると、めでたく精神障害者の誕生となります。
精神科医の先生は、誠意を尽くして治療をしているつもりで、実際はこのように障害のない精神障害者を大量生産してしまっているのでしょう・・・。
PTMFは精神科治療に依らないアプローチということで、精神科治療のデメリットを回避しながらも、その人が抱えている問題を解決できる可能性があるのです。
PTMFについて勉強してみたくなりました😄
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋