みなさま、こんばんわ🌜
1 | 精神科の診察日 |
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本日は月に1回の精神科クリニックの通院日でした。
仕事を終わらせてから、かかりつけのクリニックに向かいました。
2 | 社会的処方のニーズ |
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最近「社会的処方アプリを作りたいが、ニーズはあるのだろうか❓」ということで悩んでいました。
せっかくの診察日なので、主治医の先生に悩みを相談してみました。
統合失調症患者さんの中には、死ぬまで薬を飲み続けることに、強い不満を持っている人もいます。
急性期は薬を使うとしても、慢性期になって症状が落ち着いてからも、死ぬまでずっと薬を飲み続けないといけないなんておかしいですよ。

実希

先生
う~ん・・・。
そうですね・・・。
でも今は向精神薬以外に治療方法がないので、薬に頼り続けるしかないのもわかります。
そこで、向精神薬からの離脱を促すために、社会的処方アプリ を作ろうと思っています。
もし、スマホで患者さんに個別にカウンセリングを行い、カウンセリング結果を診察に反映できるアプリがあったら、先生は使ってみたいと思いますか❓

実希

先生
はい、ぜひ使いたいです(キッパリ)。
本当ですか❓(喜)

実希

先生
本当です。
それに、カウンセリングアプリは精神科以外にも需要があると思いますよ。
精神科の患者さんじゃなくても、胸にたまった思いを吐き出したいことがあると思うんですよね。
それはあると思います。
今は誰かに話を聞いてもらいたくても、話を聞いてくれる人がいない人の方が多いと思います。

実希

先生
そんなアプリが実現できるのかという技術的な問題はありますが、実希さんなら作れる可能性が高いと思います。
いつも難しいことをいくつも同時並行でされているじゃないですか、本当にすごいですよね。
誰にでもできることではありませんよ。
私はいつも実希さんから診察で教えていただいたことを、後でスマホなどで調べているんです(笑)
医療や障害のことをよくわかっている実希さんがアプリを作るべきだと思います。
ぜひ頑張ってアプリを作ってください。
ありがとうございます❗
頑張ります❗

実希
主治医の先生から、「もし社会的処方アプリがあったら、ぜひ使ってみたい」とお答えいただきました😄
これは受注の見込みがありそうです😄
主治医の先生はとてもお優しい方なので、そう言ってくださっただけかもしれませんが、たった1人でもユーザーを獲得できそうで、とっても嬉しいです🍀
3 | 社会的処方とは |
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社会的処方の定義は以下となります👇👇👇
⭐社会的処方とは
社会的処方とは、薬を処方することで患者さんの問題を解決するのではなく、「地域とのつながり」を処方することで問題を解決するというもの。
医療機関に持ち込まれる問題の2~3割は、社会的な問題とされている。
既存の医療の枠組みでは解決が難しい社会的な問題に対し、市民活動を「薬」として処方する。
参考 | 西智弘編(2020)『社会的処方 孤立という病を地域のつながりで治す方法』学芸出版社 |
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ということが 西智弘先生 の本に書いてありました。
西智弘先生は腫瘍内科/緩和ケアの医師で、一般社団法人プラスケア の代表理事もされています。
一般社団法人プラスケアは「医療者と市民とが気軽につながることができる場所」を川崎市内につくりたいという思いのもとに設立された団体です。
暮らしの保健室の運営を中心に、コミュニティナースなど医療者が、市民と一緒になってお互いに支え合う関係を作っていくことを目指しています。
4 | リンクワーカーをアプリ化 |
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社会的処方は、患者さんを地域につなげる医療実践ですが、中心となるのが リンクワーカー といわれる存在です。
社会的処方発祥国のイギリスでは、リンクワーカーが患者さんの生活や興味についてヒアリングし、コーラスグループや園芸サークルなどの地域資源とマッチングしてくれます。
私はリンクワーカーにお会いしたことはありません。
三重県名張市など、研修を行いリンクワーカーを育成している自治体もありますが、全国的に広がっているわけではなさそうです。
西智弘先生は、「全ての市民をリンクワーカーに❗」と提言されています。
しかし、女性の社会進出によって地域のボランティアが慢性的な人手不足に陥っている今、医療や福祉とは無関係な市民をリンクワーカーに仕立て上げるのは難しいと思います。
私のアイデアは、慢性的に不足している リンクワーカーをアプリ化する というものです。
リンクワーカーの機能を搭載したアプリに、カウンセリング機能を追加して 社会的処方アプリ を開発しようと考えています😃
5 | The person in environment |
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社会的処方アプリは、元統合失調症患者で現在の精神障害者である私の 悲願 でもあります。
現在の精神科の治療は向精神薬による薬物療法がメインですが、薬物療法は患者さんの希望する治療とズレていると思います。
強烈な副作用もあり、万能とは決して思えません。
精神疾患に陥ってしまった人たちが真に求めているのは、「人とのつながり」や「愛」なのではないでしょうか❓
急性期を乗り越えて症状が安定したら、薬に代わるよりよい処方が必要になってきていると思います。
Microsoftのクラウドの資格試験や、基本情報技術者のアルゴリズムでヒイヒイ言っている私の実力では、社会的処方アプリが完成するまでまだまだ長い道のりが待っています😅
たとえ5年後でも、10年後でも、向精神薬に代わる治療法を提供できたら、と思います。
悲願の社会的処方アプリを作るために、今は情報技術の習得を頑張ります😄💪
最後までお読みいただき、ありがとうございました😄
また来てね~😄👋