みなさま、こんばんわ🌜

今日の大阪は良く晴れて暑い1日でした😄

 
1 声とともに生きる豊かな人生

先日、『声とともに生きる豊かな人生 50人のリカバリー体験記』の本が届きました😃

 

 

とてもステキな本なので、ご紹介をさせていただきます😉

2 Hearing Voices(ヒアリング・ボイシズ)

 

⭐ヒアリング・ヴォイシズとは

周囲に誰もいなくても「声が聞こえる」という体験は、精神医学では「幻聴」といい、多くの場合、統合失調症の症状として精神科薬物療法の対象とされている。

 

ヒアリング・ヴォイシズは、聞こえる体験をそのまま「声が聞こえる(Hearing Voices)」として捉え、経験者の体験を大切にしながら、声が聞こえるという体験を理解し、対処方法を考える支援活動である。

参考『声が聞こえる豊かな人生』前書き

 

誰もいないのに声がはっきりと聞こえる。

誰の声かわからない。

自分以外には声が聞こえない。

私は 姿なき声 が聞こえる方々をたくさん知っています。

ほぼ全員、統合失調症 の診断を受け、精神障害者とされている方々です。

 

「誰の声がわからない声が聞こえる」と誰かに打ち明けると、たいていその人は 脳の病気(精神の病気) ということにされてしまいます。

 

 

でも実は、世の中には 声が聞こえるけど、病気ではない人 がたくさんいます❗

「声が聞こえる=精神病」 ではない んです。

 

本書は、ヒアリング・ヴォイシズ活動に基づき、そんな「声が聞こえる」50人の方の経験談を掲載した体験記 です😃

 

世間では、精神障害者の全員が治療が必要な精神異常者だと考えられているかもしれませんが、実際には精神保健手帳が発行され正式に精神障害者と認められている人の中にも、どこにも異常をきたしておらず、治療の必要がない人はたくさんいます。

 

不思議なことに、どこに異常があってどういう困り事があるのか、本人も周囲の人も全くわからない見做し精神障害者がたくさんいらっしゃり、そういう方も抗精神病薬による治療を受けているという現実があります。

 

 

正常と異常の境界が曖昧になっている今、「声が聞こえる=精神病」という考えは危険 だと思います。

ヒアリング・ヴォイシズ活動は、治療の必要がない人を簡単に精神障害者にしないために、非常に意義のある活動だと思います。

3 著者 マリウス・ローム先生

 

本の著者の マリウス・ローム(Marius Romme)先生は、オランダの精神科医です。

幻聴 の著明な研究者で、ヒアリング・ヴォイシズ運動の創始者 でもあります。

 

ローム先生は アムステルダム大学 の医学部を卒業されました。

1974~1999年にかけて マーストリヒト大学 医学部の社会精神医学の教授を務められ、同時期にマーストリヒトのコミュニティ・メンタルヘルスセンターで精神科医として診療にも携わられていました。

 

現在は英国 バーミンガム市立大学 のメンタルヘルス政策センターの客員教授をされています。

 

 

4 訳者と監訳者
🍀 森直作先生(訳者)

『声をとともに生きる豊かな人生』を訳されたのは、精神科医の 森直作先生 です。

 

森直作先生は、横浜市の ふれあい鶴見ホスピタル の院長先生をされています。

 
🍀 佐藤和喜雄氏(監訳者)

森直作先生の翻訳を監訳されたのが 佐藤和喜雄氏 です。

「監訳」とは誰かが「翻訳」したものを「監修」することで、「監訳者=最終責任者」の意味があります☝🏻

 

佐藤氏は東京大学教育心理学科を卒業後、少年院・精神科病院などに勤務され、順正短期大学の准教授などを歴任されました。

 

イギリス留学中にヒアリング・ヴォイシズ運動に触れ、1996年に我が国でヒアリング・ヴォイシズ研究会を設立。

幻聴の研究をされ、ヒアリング・ヴォイシズに関する論文を多数執筆されています。

 

現在は岡山県でNPO法人福祉会菩提樹の理事長をされています。

4 ジャッキー・ディロン氏のメッセージ
 

本書の前書きで、英国の心理学博士で ヒアリング・ヴォイシズ・ネットワーク の議長を務める ジャッキー・ディロン(Jacqui Dillon)氏 は、こう語っています。

 

日本のみなさまへ

ヒアリング・ヴォイシズ運動は、声を聞く人々が、声を聞く経験にうまく対処し、生産的で、快適で、充実した人生を送れることを具体的に示すことで、希望 をつくりだすことに成功しました。

 

ヒアリング・ヴォイシズ運動は、専門家と称する支配的な臨床医と、ただ無条件に従う受け身な患者という、伝統的な精神医学の関係性のあり方に闘いを挑んでいます。

 

声を聞く人々は、自分の声を聞き、受動的な患者の役割を捨て、自分自身のために新しい物語をつくる 自由を獲得 しなければなりません。

 

本書が日本の読者のみなさまに、安らぎ、希望、インスピレーションを与えてくれることを、心より希望しています。

 

Jacqui Dillon

 

 

本書がみなさまの一助となりますように🍀

 

ぜひぜひ『声をとともに生きる豊かな人生』をお読みください😄✋

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋