みなさま、こんばんわ🌜

気になっているブログをご紹介させていただきます😀

 
1 精神科はどこへ|精神科医のブログ

1週間ほど前にスマホ向けのアメブロアプリで 精神科はどこへ|精神科医のブログ を発見し、それ以来拝見させていただいております。

 

 

ブログのほかに ホームページ も運営されておられるようです👇👇👇

 

 

2020年3月7日のブログ記事「話を聞かないのも精神科医の仕事」にリンクが貼ってありました😀

2 気になるブログの内容
 

精神科はどこへ|精神科医のブログ では、主に 統合失調症を発達障害(主に自閉症スペクトラム障害)と誤診されている問題 について取り上げられていました。

 

2019~2021年ぐらいまでは、本当は発達障害なのに、統合失調症やうつ病と誤診されていた という考えが主流でした。

精神科医が精神症状の原因である発達障害が見抜けず、別の疾患として誤診するのは 精神科医の経験不足 とする本も出版されました👉

 

 

 

精神科はどこへ|精神科医のブログ の著者の方は、発達障害という診断こそ間違っていて、実際は統合失調症やうつ病だ と主張されています。

現在、発達障害ブームで発達障害の診断が急増していることや、何でもかんでも発達障害にされていることについて、戸惑い、憤りを感じられているようです😅

 

最近はあまりにも発達障害が増えすぎて、あちこちで逆に 発達障害と誤診されていたケース の話もチラホラ聞いたりしています。

急激な変化には 揺り戻し がつきものですよね・・・😓

3 著者の方に感じる違和感

ブログの著者の方は自称精神科医とのことですが、本名や所属されている医療機関は明らかにされておらず、医師であるという証拠はありません。

(身バレを防ぐために当たり前ですが・・・😅)

 

ブログでは、診断基準について触れられていますが、なんかちょっとずつズレているんですよね😅

現行の診断基準は DSM-5(2013年~)ですが、考え方がちょうど DSM-Ⅳ(1994年~)ぐらいなんですよね・・・🤔

まさに何でもかんでも統合失調症と診断され、統合失調症がゴミ箱的診断でフル活用されていた平成時代の精神医学さながらに。

 

今年の3月に DSM-5-TR が発売され、最新の診断基準が変更になったことは誰もが知っている世界の常識ですが、日本語訳がまだ発売されていないので、我が国における現行の診断基準はまだDSM-5となっています。

今年中には発売されると思います😀

 

自閉スペクトラム症自閉症 と書かれていたり、DSM-5では「他の診断と同時診断OK」とハッキリ書かれているのに、併存しているケースを非難されていて、非常に違和感を感じます💧

細かい違和感は他にもまだまだあります💧

 

<引用文献>

日本精神神経学会監修(2014)『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』57, 医学書院

写真は57ページ、32行目~🖕🖕🖕

4 フランクル先生の実存主義

ところで、実は最近『夜と霧』で有名な フランクル先生 の本にハマっているんです😊

フランクル先生のお考えが本当に素晴らしいので、お安い中古でちょっとずつ著作を買い集めています😄

🍀 V.E.フランクル

V.E.フランクル

フランクル先生 は、オーストリア生まれのユダヤ人の精神科医で、ロゴセラピー(実存分析)の創始者でもあります。

第二次大戦中にアウシュビッツのホロコーストを経験され、ユダヤ人強制収容所での極限的な体験を綴った『夜と霧』は世界中で大ベストセラーとなりました。

🍀 意味への意志

精神科はどこへ|精神科医のブログ のことでモヤモヤしていたのですが、今日届いた『意味への意思』を読んで、統合失調症が発達障害だと誤診されているという主張に対する答え を見つけたような気がしました😀✨

🍀 実存分析の考え方

『意味への意志』の108ページにこう書かれていました。

医師が自らの職分を超えて(患者に)世界観を押しつける危険 について述べましたが、このことからすでに、もっぱら厳密な中立性が医師に求められていることは明らかです。

実存分析は、人間が何かを求めていることを確認するだけであって、何を求めているかを医師の方から決定することはできません

この記述を見て、私は 精神科はどこへ|精神科医のブログ の著者の先生が、発達障害と診断された患者さんに、統合失調症やうつ病などの別の診断名を押し付けているのではないか とハッとしました。

 

私は看護師と認定心理士の資格しか持っておらず、名指しで医師の先生(らしき人)を非難するのは身の程知らずも良いところで、こういったことはあまり書きたくないのですが・・・😅

🍀 精神科の使命は患者さんの「人生」を救うこと

本物の医師の先生であられたフランクル先生がこのようにお書きになっておられますし、患者さんが統合失調症よりも発達障害の方が良くて、先生とご相談の上で抗精神病薬を減薬・断薬しても 特に問題がないなら、もう何でもええんとちゃいますか・・・😅

僭越ながら、大事なのは診断名ではなく、患者さんの人生が良くなること ではないか思います。。。

5 統合失調症の誤診研究
🍀 通信制大学の卒業研究

私は今春卒業した通信制大学の卒業研究で 統合失調症の誤診 をテーマにした研究をしました🖕🖕🖕

🍀 統合失調症と誤診されていた発達障害の事例

私の卒業研究はインタビューによる事例研究で、本当は発達障害(ADHD)だったのに、長年にわたって統合失調症の誤診を受けていた当事者の方にご協力いただきました。

 

その方は長年統合失調症の診断を受け、抗精神病薬による治療を受けていた間は、むしろ悪化の一途をたどっていたのに、ある時診断名が発達障害に変更となり、抗精神病薬をストラテラに変更すると劇的に回復されました✨

 

やっぱり 本当は発達障害だったのに、統合失調症と誤診を受けていた事例はある と思います。

🍀 卒業論文発表会用に作成した動画がある

通信制大学の学部生レベルの卒業研究なので、論文そのものの公開の予定はありません。

インタビューにご協力いただいた患者様のプライバシー保護の観点から、無許可で公開は難しいと思います💧

 

でも 卒業研究発表会用に作成した動画があります😃☝🏻

正確にはパワーポイントのスライドですが、音声も吹き込んであって、動画に出力することはできます。

まだ公開していませんが、いずれ公開した方がいいのかな、と思いました😀

もちろん、提示する事例を大幅に変更するなど、患者様のプライバシー保護に十分配慮させていただいた上で👍

 

やっと IT資格試験を受けるためのテストセンターが予約できた ので、まずはITの資格試験優先で、落ち着いたら卒業研究発表用動画をYouTubeにアップできるように手直しと調整を頑張ります😄💪

最近忙しく、この投稿の件でコメントをいただいてもお返事ができないか、かなり遅くなる可能性があります💦

表示・返信については気長にお待ちいただければ幸いです。

何卒宜しくお願い致します🙇‍♀️

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました😄

また来てね~😄👋