「歴女がいく!えり好み みきき旅」の取材で、銀座にある「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」に行ってきました爆笑音符



たまたま幾何学模様のレトロ風ワンピースを持っていたので、レトロサングラスと合わせてグラサン





洗濯機を積み上げたようなこのヘンテコな形のビルは、黒川紀章さんの設計で、1972年に建てられました。


大学生の頃から「ぶっ飛んだデザインのビルだなぁ〜」とずっと気になっていたのですが、中に入れて感激爆笑キラキラ



こちらは建設当時の、オリジナルに近い形のカプセルルーム。


内装もまるで宇宙船にいるみたいなデザインで、今見ても斬新!びっくり

壁にテレビやラジオ、電話が埋め込まれていたり、引き出しを引っ張ると机になったり、狭い空間をうまく工夫してる感じが日本的だなぁ。

ブラウン管のテレビはもう映らないけど、なんとラジオはかろうじて動いていました…!


広角レンズで撮ると広そうにみえるけど、実際は4畳半。想像以上に狭い…!

でもこの狭さが秘密基地っぽいというか、不思議と落ち着きます。

今話題の「ミニマムライフ」な生活にも合いそう。


ロビーの扉や…


郵便受けもオシャレでカッコいい



住んでる方も結構いらっしゃるそうで、リノベーションされたお部屋も見せてもらいました。

丸い窓がそのままソファに…!


壁もこんな感じにデザインされていて、かわいいハート

他にも、畳を敷いて茶室のようにしたり、大正ロマン風の部屋があったりと住人の方やオーナーさんが思い思いにセルフリノベーションされているようです。

とはいえ、狭いし、窓は開かないし、ユニットバスはあるけど、シャワーは給湯システムが壊れててお湯が出ないみたいだし、住むにはかなり気合いがいりそうだなぁ…あせる

セカンドオフィスやセカンドハウスのように使ってる方も多いみたいですね。


もうすぐ築50年。ボロボロで雨漏りする部屋もあり、老朽化もかなり進んでいるそうですが、後世にこの建物を残そうと「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」が行われています。


写真は代表の前田達之さん。ご自身で15個のカプセルルームを所有してらっしゃるとか…!


カプセルの見学ツアーや、ファンドの募集、1ヶ月から賃貸できる「マンスリーカプセル」など様々な活動をされています。


住む人が増えれば取り壊しを防ぐことができるし、大規模改修もできます。


唯一無二の存在で、昭和の建築としての歴史的価値が高く、国内だけでなく、海外でもファンが多いこの建物。

何とか残って欲しいなぁ…! 


東京スポーツ新聞のコラム「歴女がいく!えり好み みきき旅」は2月18日(月)掲載予定です。

(大阪スポーツ、中京スポーツ、九州スポーツにも掲載。地域や販売所により19日掲載のところもあります)

お楽しみに〜!爆笑キラキラ