享年67歳でした。
3年ほど前から体調を崩すことがあり、心配はしていたのですが、最近も父と会って普通に元気にしていたので、まさかこんなに早く逝ってしまうとは思ってもみませんでした。
母の報せを受けて急いで病院に駆けつけた時には、すでに父の意識はなく、だんだん冷たくなっていく手を握りながら、父の最期を看取りました。
昨日は父のお葬式があり、家族葬で父を見送りました。
父はユーミンが大好きで、私が小さい時も子守唄のようにいつもユーミンの曲を聴いていました。
最近も母と一緒にカラオケに行ってよく歌っていたそうです。
お葬式で父の好きだったユーミンの曲をかけてあげたいなと思い、久しぶりに聴いてみると、どの曲にも父との思い出がたくさん詰まっていて涙が止まりませんでした。
お花入れの時は「瞳を閉じて」「守ってあげたい」「ダンデライオン」「海を見ていた午後」
そして出棺の時は「ひこうき雲」をかけました。
けれど、きっとしあわせだったはず…
母と映画館や美術館やコンサートなどにも一緒に行ったりして、きっと幸せな日々を送っていたと思います。
ただ、やっぱり心残りは…
これから生まれてくる孫の顔を見せてあげたかった、抱っこさせてあげたかったなぁと…
父は孫が生まれるのをとても楽しみにしていて、私が妊娠したことを伝えた時も心から喜んでくれました。
せめてあと3ヶ月、長生きしてくれたら…
あまりにも早すぎるよ…
本当に哀しく、残念な思いでいっぱいです。
父が亡くなり、ここ数日の心労で赤ちゃんに影響が出ていないか心配だったのですが、先日妊婦健診に行ったら、「赤ちゃん、元気に育っていますよ」と先生が言ってくださり、その時初めてエコーで顔もはっきりとわかりました。
目をパチパチさせたり、口をパクパクさせたり…
「ああ、色んなことがあってもこの子はちゃんと生きているんだな。私の一番近い所で励ましてくれて、支えてくれているんだな」
と、赤ちゃんから勇気をもらい、思わず涙が溢れました。
父も孫に会えずに無念だったでしょうが、これからは父の思いを継いで、まずは母子ともに健康に、無事に元気な赤ちゃんを産みたいと思います。
そしてこの子が大きくなって言葉が分かるようになったら、「こんなおじいちゃんがいたんだよ」と語ってあげたいです。
お父さん、今までありがとう。
どうか安らかに眠ってください。