気づけばもう11月です。


わぁ、誕生月だ!早いなぁ、一年…。




さて、 『極めよ、ソフテツ道』 で、5月に石巻へ行ったことを、やっと書くことが出来ました。


もともと遅筆な私ですが…5ヶ月以上かかってしまいました。


言葉がうまくまとまらず、書いていると何度も涙があふれて、なかなか書き進めることができませんでした。


この文章を、大川小学校で津波の被害に遭われ、亡くなられた今野広夢くんと、そのご家族に捧げたいと思います。



現在発売されている月刊『IKKI』'11年12月号 (10月25日発売)の『新・鉄子の旅』でも、ほあしさんが石巻を訪れたことを漫画にしています。


『極めよ、ソフテツ道』 ブログと合わせてぜひ読んでいただければと思います。



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伝えることって本当に難しい。


誰しもが言葉を失ってしまうあの場所を見て、何をどうやって伝えればいいのか…



ブログが書けなくて悶々としていた夏のある日、IKKI編集担当の神村さんに誘われて、「とくダネ!」のアナウンサー・笠井信輔さんの「震災報告会」に行く機会がありました。


報道に携わる方々は、あの惨状を目の当たりにして、一体何を思い、どう伝えようとしていたのか、とても興味がありました。



笠井さんの口から語られたことは…あまりにも壮絶な内容で、聞いていて、ずっと胸が押しつぶされそうでした。


アナウンサーは伝えることが仕事。


どんなに辛く悲しい現場でも、テレビに向かって言葉を発しなければいけない。


それでも、テレビでは絶対に語れないことが、こんなにも沢山あったのだと改めて驚きました。


人としての自分と、報道人としての自分に苦悩し、葛藤されながらも、必死に伝えようと闘ってらっしゃる笠井さんの姿に報道人としての凄みを感じ、感銘を受けました。



10月28日、笠井さんは被災地取材のことを書かれた本を出版されました。



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『僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た』

笠井さんが「震災報告会」で話されていたことも書かれています。


「とくダネ!」で放送され、賛否の意見があったある現場取材のことにも触れられています。


本の印税は全て、義援金に回されるそうです。


テレビでは語れなかった、言葉にならない笠井さんの思い。


ぜひ皆さんも読んで、知っていただきたいです。




震災からもうすぐ8ヶ月。


東京に暮らしていて、皆の震災への関心が日に日に薄れていっているのを感じる今、


伝えていくこと、向き合っていくことが、あらためて大切なのだなぁと思います。