ついに文楽デビューしちゃいました♪
今まで、歌舞伎や能、狂言…とりあえず観たことはあったのだけど、文楽だけはまだ未経験。
今回、念願叶って、観ることができました!
演目は…
「寿式三番叟」
「伊勢音頭恋寝刃」
(古市油屋の段・奥庭十人斬りの段)
「日高川入相花王」
(真那古庄司館の段・渡し場の段)
「寿式三番叟」は五穀豊穣を祈る、おめでたい舞。
舞台中央に太夫・三味線がずらりと勢揃い。
二人の三番叟がリズミカルに激しく踊る踊る!
なんだか、血がわーっと沸き立つような、不思議な高揚感。楽しい!
桐竹勘十郎さんが操る人形の動きがコミカルで、ついつい目で追ってしまう。
「伊勢音頭恋寝刃」は歌舞伎でも演じられる演目だそう。残酷なストーリーに驚く。
逆上した主人公が人を無差別に斬っていくのだけど、首は飛ぶわ、腕や足は飛ぶわ…、ええっ、ちょ、あんな小さい子どもまでも?!
なんだろう、人形の方が想像力が働いてしまうからかな。淡々と死んでいく様が逆にゾッとした。
「日高川入相花王」は有名な娘道成寺のお話。
大夫さんの強く、心臓をえぐられるような声。嫉妬心と怨みで気が狂っていく清姫。
うーん、女の情念って、ほんまおっそろしいわぁ…。
清姫が川に入って蛇に変身する時はストロボもたかれ(!)エンターテイメントな舞台でした。
全体に初心者向けだったのか、派手な演目が多かったような??
字幕もあって分かりやすく、思っていたより敷居は高くなかったし、すごく面白かった~!!
また機会があったら観に行ってみたいな。