珍しいキノコ舞踊団「珍しいキノコ大図鑑」


珍しいキノコ舞踊団。ずっと前から知っていたのに、ちゃんと生で本公演を観るのは初めて。


草木がニョキニョキ。動物のシルエット。

森に迷い込んだみたいな素敵なセット。


舞台だけじゃなく、ダンサーが客席で踊ったり、休憩中もパフォーマンスがあったり、いろんなところで楽しませてくれる。お祭りみたい。


コンテンポラリーダンスって、最近観る機会が増えてきたんだけど、こう…モヤっとしたものに手を伸ばして空振り、みたいな、なんやよう分からん、これホンマに面白いの?ねぇ、どうなの??とすっかりオイテケボリを食らうものもあったりする中、


キノコはさすが別格だなぁ、と思った。


だって、心躍っちゃうんだもの!!ウキウキドキドキワクワク!!


かわいくって、夢みたいで、歪んでて、切なくて、力強い。

ああ、ガーリー万歳!


思わずお尻が浮きあがっちゃうほど、興奮した。


この胸がざわつく感覚、何かを観たときと似てるって思ったんだけど、そう「ポニョ」だ。


賛否分かれてる「ポニョ」。

もうね、画面全体から溢れ出してる感じとか、狂った感じとか、なんか分からないけど泣きそうな感じとか、ツッコミ所もいっぱいあるくせに、何故だか愛しい。


生きてるものはみんな動いている。うごめいてる?や、当たり前のことなんやけど。


うごめく衝動みたいなの。抑えてもどうやっても止まらないもの。


なんだかそういう原初的なことを思い起こさせてくれたなぁ。

どちらの作品も。