「JUNO 」
16歳で妊娠しちゃったJUNO。エレン・ペイジが演じるJUNOがとにかくチャーミング!
彼女の放つ言葉がいちいち痛快で、生意気で、ウィットに富んでて面白い。
髪もボサボサだし、格好も無造作な感じなんだけど、なんかすっごいキュートやねんなぁ。
「出産のことを軽く考えすぎ?」とツッコミを入れるのはたぶん野暮で。
16歳の彼女なりにみんなの幸せになる方法を考えて、選択し、自分の足で堂々と突き進んでいっている姿は、潔くて、勇気づけられる。
継母と継子。養母と養子。そして血のつながった母と子。
いろんな母と子のカタチ。関係性。どれが正しいとかじゃなくて。大切なのは、思い…なのかな。
JUNOを取り巻く人達の人間模様も見どころ。
何げに社会風刺も織り込まれてて、この映画、一筋縄ではいかんですよ。
そういえば、私が観た回は、監督や脚本家の舞台挨拶も観られてラッキーだった。
脚本家のディアブロ・コディさん、個性的な人だなぁと思っていたら、なんと元ストリッパー(!)という経歴を持ち、彼女が連載していたブログをこの映画のプロデューサーが発見したんだそう。
JUNOの脚本はテレフォンオペレーターと保険コーディネーターの仕事の合間に3週間で書き上げたんだとか!
なんだかリアル江古田ちゃんだ…(笑)おもろい。
いまやハリウッドで引っ張りだこだそうで。この人の書いた他の作品も観てみたいなぁ。