掲示板でファンの方に教えていただいて、石川賢治さんの写真展「天地水・月光浴」に行ってきた。(↑上の写真)

最終日に滑り込みセーフ!なんとか見られて良かった。

月の光だけで撮った写真たち。静謐で厳かな青色。

どの写真もとても幻想的で美しかった。

薄暗いブルーの照明に、水の音と虫の声が響いて、植栽のオブジェもあったりして、会場全体が月光浴の雰囲気。

暑い日にひんやり涼しく、アルファ波出まくりの、良い展覧会だった。


・・ところで、ブルーつながりと言えば。


「ブルーモーメント」という素敵な言葉がある。

昼から夜に変わる一歩手前の、空が透明な青色に包まれる瞬間のことを指すのだそうだ。

少し前になるのだけどメトロミニッツ の特集で初めて知った。


名前は知らなかったけれど、私は小さい頃からこの時間がとても好きだった。

遊び疲れて、一日が終わる時。

帰らなくちゃいけないけれど、もう少し遊んでいたい。

夜の闇が追いかけてくる前の、まだ薄明るい方向を、ただじっと見つめていた。

青に染まっていく友達の顔と、夕ご飯のにおい。

ちょっとセンチメンタルな、あの、胸がキュッとする感じ。


ピカピカのいい天気のスカイブルーより、なぜか群青色の深々とした青に惹かれる。

日本は北欧の国に比べて、この時間がとても短いそうだ。

一瞬しかないから、特別なものに思えるのかもしれない。


そういえば最近、のんびりと空を見上げる事をしてなかったなぁと思う。

秋になるにつれて空気も澄んでくるし、ブルーモーメントをじっくり感じてみようかな。。