ニューシネマワークショップの「Movies-High♯6」 を観に、東京国際フォーラムへ。「ボクと彼女とりんご」が入っているBプログラムとAプログラム、両方とも鑑賞。
ちょっと驚いた。
若手の新人監督さんが作っているのに、どれも見ごたえがあって完成度が高いの!
たった15分かそこらでも、それぞれの世界がしっかりあって、バラエティにも富んでいて、予想以上に楽しめた。
作品の中にはDVで撮ったものと、16mmで撮ったものがあったんだけれど、やっぱりフィルムの質感って良いなあ。
人がちゃんと背景に溶けてる。空気が見える。
一番好きだったのは、「一銭店屋の帰り道」
毎日が新しくて、キラキラしてて、冒険だったあのころ。
懐かしくて、微笑ましくて、キュンとした。
子ども達もかわいかったし、駄菓子屋のおじいちゃんの佇まいや、首吊りババアの迫力も凄かった。
あの、走り方、夢に見そう・・。
あと「放課後とキャンディ」もよかったなぁ。
そうそう、初恋って、好きな人のこと見てるだけで幸せな気持ちになれたもんだ。
出演者の子たちの素直で素朴な演技とか、誰もいない教室でゆれるカーテンとか、あのキャンディみたいにそっとポケットに大切にしまっておきたくなるような、愛しいシーンがいっぱいあった。
今の日本映画は元気がないって言うけど、原石を持った才能ある人たちはちゃんといるんだなぁ。
どんどん大きくなって、これからも面白い作品を作ってください!