ミヒャエル・エンデの「モモ」
有名なので御存知の方も多いかもしれませんね。
モモ (岩波少年文庫(127))
児童書なのに非常に奥が深くて、
大人が読んでも考えさせられる本です。
私はこの本がとっても大好き。
時々読むと元気をもらえるし、
自分の人生を振り返る良いきっかけになります。
中には素敵言葉が沢山でてくるのですが、
中でもお気に入りは
モモの友達道路掃除夫ベッポのこの言葉
「なあ、モモ」
と、ベッポはたとえばこんなふうにはじめます。
「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。
おそろしくて、これじゃとてもやりきれない。
こう思ってしまう。」
「そこで、せかせかと働きだす。どんどんスピードを上げていく。
ときどき目をあげて見るんだが、
いつ見てものこりの道路はちーともへっていない。
だからもっとすごいいきおいで働きまくる。
心配でたまらないんだ。
そしてしまいには息がきれて動けなくなってしまう。
道路はまだ残って
いるのにな。こういうやり方はいかんのだ。」
「一度に道路ぜんぶのことを考えてはいかん。わかるかな?
つぎの一歩のことだけ、
つぎの
ひと呼吸のことだけ、
つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。
いつもただつぎのことだけをな。」
「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだ。
たのしければ仕事がうまくはかどる。
こういう
ふうにやらなきゃあだめなんだ。」
「ひょっと気がついた時には、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。
どうやって
やりとげたかはじぶんでもわからんし、息もきれてない。」
「これがだいじなんだ。」
これって育児にも当てはまるなぁって思うのです。
赤ちゃんがいると、どうしても思い通りに家事が進まない。
あれもこれもやりたいのに、
結局なにもできないまま夕方になっちゃったりして(^^;)
そんな時、あ~また!とか、どうしよう!まだこんなに残ってる!
なんて思うとストレスの元!
ベッポじいさんのいうように、
今できること、目の前のことだけをひとつずつこなしていれば
いつかは全部終えることができるんですよね~。
最近掃除道を実践していても同じように思います。
息子がいるとそんなに長時間掃除をしていることはできないので、
毎日30分と決めて50センチ四方を掃除することにしています。
少しずつ進んではいるけど、
このペースでいったら自分の家全部がきれいになるのは一体いつなの!?
とつい考えて焦りそうになることも(笑)
でもそんな時はこの言葉を思い出すようにしています。
赤ちゃんのママはみんな時間がないはず、
その中でも掃除を実践していくために
どんな風に行っていけばうまくいくのかを私自身が実践して
伝えていければいいな~と思っています。
モモには他にも素敵な言葉が沢山。
息子が大きくなったら絶対読んでほしい一冊でもあります。
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!
ということで今回のこそギャンは「自分を励ます言葉(お気に入りの本)」でした!
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