関門海峡ミュージアムに日本一大きな梅花石が展示されています。



 日本三大奇石の一つである梅花石には次のような言い伝えがありますのでご紹介しましょう。

 都を追われて九州の太宰府に流されることになった菅原道真が今の山口県から門司の白野江の海岸に到着したとき、周辺は梅の花が満開でした。
 しかし、道真の思いもかなわず、ゆっくり眺めることができないまま次の場所に出発することになりました。
道真が名残り惜しく何回も振り返ると、そのとき梅の花が一斉に散り海面に沈んでいったそうです。
 その後、数百年経ったある日、海中から梅の花びらを散りばめたような柄のついた珍しい石が見つかり、道真の身の上を案じた石ではないかとして「梅花石」と称し大切にするようになったそうです。