アリッサ・シズニーが全米選手権で初優勝した。
ショートのサンサーンスの「白鳥」、フリーの「Dr. Zhivago 」共にとても素敵なプログラム、いい出来だった。
流れるような、無理な力を何一つ入れることなくスーっと伸びていくスケーティング。
そしてスピード感があるのに優雅な演技。
スピンもスパイラルも何ひとつプログラムの雰囲気を壊すことなく優雅で自然、それでいてものすごい高難度。
素晴らしいスケーターだ。
ジャンプさえ決まれば世界でも上位に来ることは間違いないのに、今まで殆どの演技で転倒が付き物だった。(2006-2007シーズンの全米選手権フリーはは素晴らしい出来だったけれど。)
けれど今シーズンは比較的転倒が少なく、安定している。
そしてこの全米選手権。
SPではノーミス、FSでもルッツでの転倒があったけれどいい演技だった。
この優勝をきっかけに、これからはますますミスの少ない演技が見れたらいいなぁと思う。
全米選手権のフリープログラムでは、ミスがあったにも関わらず多くの観客がスタンディングオベーションした。
これ一つをとってみも、彼女の演技がいかに素晴らしいものだったかがわかると思う。
世界選手権ではただ、アリッサ・シズニーの美しい演技に浸りたい。