2008年1月20日
高校入試に日本語のリスニング試験を取り入れる地方の自治体が増えています。
すでに、7県(青森、沖縄、佐賀、山口、島根、鹿児島、岡山)で、公立高校の入試で導入されているそうです。
人の話を聞けない生徒が増えたと言う危機感があるそうです。
このような心配は、何時の時代でも多少はあるでしょう。
日本語を聞き取り、理解する能力は人によってまちまちです。
このニュースを読んで、私の現在の状況と照らし合わせて、複雑な感慨を持ちました。
英語のトイック試験のリスニング試験を連想したからです。
私の場合は、耳が悪くなっているので、特に英語のリスニングは大変です。
この前の試験でもリーディングとリスニングでは、点数が大きく違いました。
センター試験でも、リスニングがありますが、この場合はヘッドホンを使っているようです。
トイックでは、ヘッドホンを使うことが出来なかったので、ショックを受けました。
日本語のリスニング試験と、英語のリスニング試験とは一寸事情が違うようにも思います。
日本人の英語のリスニングは宿命的に大難関です。
英語の中には、日本人が生まれてこの方聞いた経験の無い音声が含まれています。
その上、文体の構造が全く違います。
これ等のために、いくら頑張ってもネイティブのように英語を使うことは出来ないと思います。
ヨーロッパの人たちは、比較的容易に英語をマスターしてネイティブと対等に話をしているようです。
やはり英語を子供のときから聞きなれてないと、障壁は非常に大きいようです。
先に書いた日本語の日本人による聞き取りは、これとは少し違うようです。
これは発音の問題ではなくて、文章の理解の問題のようです。
テレビで、バラエティ番組でタレントが喋っている日本語は非常に気になります。
殆ど感情的な発声だけのような、内容が余り無い言葉のやり取りが多いですね。
ウメエ、スゲエ、と言うような感嘆語だけ。