酒井ミキオオフィシャルブログ「raintree」Powered by Ameba -316ページ目
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偏りの中で

 ドレミファソラシドの中に12の音。この組み合わせによって現代の主流な音楽は構成されている。うーむ、実に少ない。こりゃ大変だ。


 それに比べ、歌詞というものは音に比べてかなりの選択肢がある。特に日本語は細かい。もしかすると音に比べ文字のほうが個性が出やすいのかもしれない。


 一応、その両方をずっとやってきた。時に音に寄り、時に歌詞に寄った。自分なりにバランスを取っていたのかもしれない。


 しかし世を見渡すと、バランスを取ることがいかに難しいことか! 鳩さんの迷走もそうだが、この時代の大きなウネリ、進化はバランスではなく偏りそのもの。世が動く時はバランスよりも偏りなんだ。


 というか世がバランス取って上手く動いていた時期なんてない。だから人の心は救いを求めたり、国家レベルで抑圧的に思想や宗教を用いたりしたんだね。


 うーむ、何を言ってるのか・・・。まあ以前も書いたと思うんだけど、今って未来から見たら何とか時代って括られるような歴史の過渡期な気がしてるんだ。安土桃山時代のように後付けで言われちゃうなさ。


 当り前だけど、完全に昭和は終わってる。しかしこれまた当り前だが、まだまだ昭和を引きずっている権力者などが多いのも事実。


 でも歴史を見ればわかるよ。事象は違えど人間だもん、繰り返すよやっぱり。必ず大きく変わります。当てはめるならば明治維新前夜のような空気を勝手に感じています。大きな期待と変化に対する怖さが同居しているみたい、俺。


 ITによるインフラ、いわゆる先進諸国の停滞、新興諸国の台頭、人口、エネルギー、食糧、環境、戦争、そして宇宙・・・ウネッています。あと100年、生きてみたい。一体世はどういう風になっているんだろう? 中年だけど、少年のような興奮を覚えます。


 だけどいつの時代も「心」は忘れたくないね。これまた曖昧な概念だけど、それが一番大事マンブラザーズ。技術革新は素晴らしいが、そこにはいつも心という船長が舵を握っていなければならない。得意の綺麗事かもしれないが、そうあって欲しい。


 ではまた明日以降に・・・。
 つぶやきは・・・
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