<76/100> 熊本城(熊本県) | カメラ片手に日本百名城巡りのブログ

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2022.12.04

人吉から高速バスで熊本に戻る。通町筋でバスを降りる。熊本地震の時によく中継された場所だ。

お堀沿いにお城に向かう。重要文化財の塀復興されたようだ。

 

南口から入る。2016年の熊本地震から6年が経っているのに痛々しい姿そのままとなっているところも多い。熊本城は復興しお城も再オープンしたが、まだ見られるのは一部。本丸御殿等は立ち入り禁止。スロープ等で見学コースが決められている。

本丸御殿の地下を抜け、天守前に出る。

日曜日ということもあり多くの人たちで賑わっていた。さっそく城内へ。中は博物館となっており、熊本の歴史を学ぶことができる。再オープンに合わせて内容を変更しているのか、プロジェクションマッピングなどを使い解りやすく解説がなされていた。先日見学した岡山城を思い出す。

今回、どうしても見たかったのが宇土櫓。

熊本城現存櫓にして“第三の天守”と呼ばれる櫓。震災での倒壊は免れたが、2024年より解体修理に入るとのこと。今のうちに見ておかなければ。

一番有名なフォトスポットがここ。宇土櫓を手前に。天守・小天守が望める場所。宇土櫓に続く櫓(右隅)は崩落しているが、この写真を収められて嬉しい。大学卒業時(1997年)に九州を回る旅に来たがその時の風景を再びみることができた。

 

見学が終わったのが16時。この日は「秋のくまもとお城まつり」に伴うライトアップ最終日。現地でこの事実を知り、一旦ホテルに帰ろうか迷ったが、そのまま熊本城に滞在し、日が沈むのを待つ(元々曇り)。

 

日没後、まだ空がうっすら明るいうちが撮影の好時間帯。

散りかけたイチョウの黄色と空の濃い青が好きだ。

宇土櫓は紫に照らされている。何度も言うが残ってくれてありがとう。

雲に少し隠れた半月もお城に似合う。

最後、熊本城の「武者返し」は人吉城などと違い、石垣の上に蓋のような石を置くのではなく、緩やかな傾斜から最後は垂直ぐらいまでになるこの石垣のことをいう。扇に例えられるが実に美しい。さらにこのライトアップである。偶然にも最終日に当たって幸運だった。

市内のホテル(2泊目)に戻り、翌日はいよいよ最終日。佐賀から福岡を目指す。