子ども達はいつも食べ物を欲しがる。
飢えてるのか?!


コリンナはあげてないのだろうか…。


ある日の朝食。


ウチもそろそろ家族らしくなったしな~♪


写真嫌いかな…。


ライチは投げ捨てるようにそういうと、家を飛び出して行った。

なんだ?!この家族ㅠ_ㅠ

オレは急いでライチの後を追った。


ライチは一人で滝に来ていた。


オレは子どもを叱った事がないのに、ライチはそう言った。


頑なに反発するライチは初めてだった。


悲しい現実を突きつけられた。
オレが忙しかったせいで、家庭は荒れてしまったんだな…。


そう言えばサクラも言ってたな…。
ママは私の事嫌いなの?って…。

あの時ちゃんと向き合ってあげれば良かった……。


子どもの言う通りだな。
見せかけの家族写真なんて意味がない。


やっとライチに笑顔が戻った。


本当にすまないと思った。
オレは二人が大好きだった。

大切にしなくてはな…。


とりあえずライチの話は分かった。

オレの家庭……。

親父は偉大だったな。
忙しいからなんて言われた事がなかった。

親父と話がしたかったな…。
こんな状況を言うとなんて言うだろー。
いつも的確なアドバイスをくれたな。


急にお袋に会いたくなって走った。


お袋は察したようだが、年老いた彼女に心配はかけられない。


とりあえず感謝しかなかった…。

だけど臭くない?!


笑えるwww
お袋は可愛すぎか。

そうだな。
オレ達兄弟はいつも笑ってたな!

これも両親のおかげだったんだと、初めて気付いた。