11月7日
タイトルの原文、皮肉が利いてて使いやすいからつい応用して使ってしまいます。

ニュースを見てたらこんな記事が。
「JR3社、ブルートレイン廃止へ 」
うそっ、マジですか!?

国鉄末期に言われた「夜行列車安楽死論」は静かに進行してるよう見えたけど、ついに全廃させるという暴挙をするとは。
豪華列車の元祖「トワイライト」や「カシオペア」までなくすのは驚き。
理由はお決まりの、車両の老朽化と乗車率の悪化。はあ?
確かに北斗星が2往復あった頃、1号とカシオペアは上野を続けて発車してたから、北斗星の24系客車はカシオペアと比べれば雲泥の差。見るからにポンコツを無理矢理使ってるというのが際立って見えましたけど。

こうして定期列車廃止の反面、豪華寝台列車は機関車から車両を丸ごと新造投入という矛盾。
突っ込みどころ満載。

簡単に言えば夜行列車運行にはコストがかかるから、客単価の安い普通車では利益が出ない。だから止めちまおう。
逆に客単価を高く取れる特別車両だけの列車なら、それなりのサービスを提供すれば需要はあるからシフトしようってことか。

ベタベタの利益優先主義。
低所得の若者や一般人は夜行列車なんて乗るな。新幹線の普通車かバスで充分だろってか。

乗車率の悪化っていい言い回しだけど、現行のB寝台車が価格に見合うサービスを提供してない結果でしょう。
チケット個室だけが売れるのはどうしてなのか。
カプセルホテルにも劣るセキュリティもない、飲み食いも満足にできない設備に9000円も払うのはどうよですから。
これ国鉄時代から指摘されてたにもかかわらず、一向に改善どころかわざと悪化させてるんじゃないかという無策振りの結果でしょう。

廃止による旅客の負担増、潜在需要を失う。という目に見えない損失までは計算できないですよね。
とりあえず目先の利益をってか。

ブームはいつか去るし、贅沢指向なんて限られた人だけだしマーケティング的には先細りなんだけど。

遠くに行くっていうのを体感させてくれ、現地で1日をまるまる使える夜行は便利だったんですけどねえ。
何処に行けば苦しみを愛せる-あけぼの
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