ミニチュア ウェディングケーキ
今日のご依頼は・・・
お友達の結婚のお祝いに小さいウェディングケーキを作れますか?との事。
もちろん、作れますよ。
私はそのカップルにはお会いした事が無いので、あまり派手な感じや個性的な感じは出さず、シックに大人っぽく仕上げてみました。
こんな感じになりました。
一番上にもバラを載せたらきれいだったろ~な~と思いますが、このケーキ、この後1時間も電車でデリバリーするという事だったので、壊れる危険性を考えて、止めておきました。
写真だけ見ると、大きなケーキに見えるかもしれませんが、これ、一番下は12cm(4号)です。
ミニチュアなんですよ~~。
皆さ~ん、このバラとプレートとちょうちょは、蒸しパン教室でデコに使ったプラチョコですよ~~。
それにしても今日は暑かったので、プラチョコが柔らかくなって大変でした・・・。
そうそう、教室でしたように、保冷剤で手を冷やしながら、ね。
朝が涼しくて作業性がいいかと思って、朝6時台からバラを作り始めたんだけど、今日の暑さには時間はあまり関係なかったみたい・・・^^;
しつこいんだけど今日のこの暑さ、この3段ケーキが無事にカップルの元へ届くか気が気ではありませんでした。
だってデリバリー者は子連れ!!よっぽど着いていってあげようかと思った(笑)
無事任務完了しました!!とメールが来た時はほっとした。
アメリカでもさんざん色んな事がありました。
シリコンバレーで働いていた時です。
シリコンバレーはグーグルやヤフーの本社があり、IT長者がたっくさん住んでいました。
そのお城の様な自宅でウェディングパーティや色んなパーティをするのです。
私達は何度もケーキのデリバリーをしましたが、何故だかアメリカの大金持ちは山の上に住んでいるんですよ。
しかも半端じゃない急な斜面の上とか。なんとデリバリー泣かせなのでしょう。。。
私達は特にウェディングケーキをデリバリーする時は本当に神経を使って気を付けるのですが、やはり壊れてしまう事もあるのです。
一番壊滅的だったケーキの事は忘れることはないでしょう。
その日は数人いるスタッフの中でも一番慎重で仕事が出来るジーノが配達に行きました。
なので安心していたのですが、数十分後にジーノからかかってきた電話は任務完了ではなく、SOSでした。
私とアシスタントシェフのダイアナは持てるだけの修正道具(生クリームや、スパチュラ、絞り袋、フルーツ、スポンジ、氷や飾りなど)を詰め込んですぐに会場に車で向かったのですが、最初はジーノが急ブレーキでもかけたんじゃないかとか思っていたのですが、自分で運転してみて、こりゃ~壊れて当然だったと思ってしまいました・・・。
それはそれは絶壁のような坂道でした。エンストしたら2度と発車出来ないんじゃ無いかと思うほどの。
到着してその壊滅的なケーキに対面したときはもう、アタマの中が真っ白になりました。
だって、パーティはもう、始まっているのに!!
しかも、水道もないような薄暗い倉庫みたいなところに置かれ、そこで直して下さいって言われたって~~~。
いったいどこをどう直せばいいのか、いったい何処から手を付ければいいのか、頭の中がぐるぐるして来て・・・。
何で私今日お休みじゃなかったんだろうとか下らないこと考えて、正直泣きそうでした。
今となっては、何で壊れたケーキの写真撮ったかなかったかな~と思いますが(笑)←なかなかあんなの見れないよ。。。その時は全然そんなことは思いつきませんでしたが。
とにかく、初めから作りなおした方がいいんじゃないのっていうくらいのものだったけれど、まあ、その場で出来る限りの事は、した・・・と思う・・・。
幸いお客様方も状況を理解してくれて、ケーキカットは一番最後に回されて、何とかその日は終わったのでした。
今日のデリバリーさんはこの暑い中、しかも子連れで、電車で1時間も、御苦労さまでした。
お友達もとても喜んで下さったと報告頂き、良かったです~~~~。
HIDEKIさん、KYOKOさん、ご結婚おめでとうこざいます!!
末永く、お幸せに・・・。