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あれから11日。

大地震から11日。



まだまだ苦しんでいる人々がいます。家族を探している人がいます。
支援も、物資も、足りない状態が続いています。


幸い私が心配していた盛岡市のケーキ屋さんの家族とは連絡が取れました。
停電が続いていて連絡が出来なかったという事で、今は電気も通ったそうです。
良かった。



被災地の人々と比べれば比べ物にならにでしょうが、私にとっても大変長く感じる日々でした。
毎日毎日色んな事を考えて過ごしました。
自分に何が出来るか。
自分が当事者だったら・・・大切な人を失ったら・・・どうするだろうか、と。



しかしながら、震災の日、自分には何も出来ないと嘆くだけの私でしたが、この10日、微力ながらも私が今出来ることはやったという、かすかな達成感のようなものを感じています。



・節電・・・・・家中のコンセントを抜きました。温便座も切りました。皆が電気を使う時間帯をなるべく避けて家事をしました。エレベーターを使わず6階の自分の家まで階段で上がりました。


・募金・・・・・きちんと使ってもらえそうな所を探し、募金しました。



・災害地に電話したりしない・・・ぐっとこらえました。パソコンからメールを送り、待ちました。結果、いい知らせが来て、良かったです。

・買いだめをしない、並ばない・・・・・毎日食べる大好きな納豆や牛乳が手に入らないのは辛いですが、東北の人思うとそれくらい、なんでもないこと。最低限の物しか買わず、あるものを工夫して料理しました。“節約生活”も、慣れれば大変なことではありません。



正直オムツが店頭から消えた時はちょっと焦りました。


でもぐっと我慢して、薬局の列を通り過ぎました。無くなったら無くなった時だ!!と開き直って。


将来娘に「お母さんはあなただけのためにオムツを買い込んであげたのよ」より、「お母さんはモモのオムツを震災で困っている赤ちゃん達に分けてあげたの。」と胸張って言ってあげたい。


でも、九州の親戚やアメリカで一緒に働いていた仲間たちから物資支援の申し出を頂いたことは、心から嬉しかったです。お気持ちは決して忘れません。

善意で送って頂いたオムツの一部を、区を通して被災地に送ってもらう事にしました。



・不平不満言わない、批判をしない。・・・・・今も、この瞬間も、不眠不休で命がけで働いている現場の人々の事を外からぬくぬくと眺めて、批判だけすることは赦されない事だと思います。

今まで私たちが平和に暮らせていたことに感謝して、それは決して当たり前のことではなかった。その陰で途方もない努力をしている人たちがいるってことを、忘れてはならないと心に誓いました。


1日も早く、東北の方々が暖かく眠れ、ご飯を食べられる日が来ますように。


これからも自分に出来ることを日々考えて、行動して行きたいと思います。