5月10日火曜日。旅行2日目。

これから本格的な旅が始まる!!!

関西へ行くなら、やはり行かなきゃ!!!

厩戸皇子に会いに行かなくちゃ〜〜〜〜ラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

↑法隆寺駅です。

 

はい、ここで説明します。

私が大大大好きな厩戸皇子は、

実在だった聖徳太子とは程遠い、

漫画『日出処の天子』(山岸凉子作)の主人公の

厩戸皇子その人であります。

 

まだうら若き乙女だった頃の私の心を鷲掴みにした人でございます。

それからというもの、法隆寺に行きたくて

恋い焦がれていたというわけです。

20代の頃に1度行きました。

今回はそれ以来の2回目になります。

 

 

 
 

 

 

 

厩戸皇子は、小さい頃から神童と呼ばれ、ずば抜けた才能を持ち、

仏教を厚く信仰し、興隆に務めたほか、

蘇我馬子や推古天皇とともに政治を行い、

冠位十二階や十七条憲法を定めるなど天皇を中心とした

中央集権国家体制の確立を図った人である。

 

↑法隆寺前の道。

 

漫画ではその多感な少年から青年期にかけてが描かれている。

天才であるがゆえの孤独。

すべてを手中に収めるほどの才能を持ちながら、

一番欲しいものが手に入らない。

見えないものを感じ取る特殊な能力のせいで

実母にも疎まれ、人を遠ざけ孤独でいた少年が、

唯一惹かれたのが蘇我蝦夷だった。

だが、蝦夷とは結ばれぬ運命で……

(詳しくは漫画読んでね)

 

私はそのヒリヒリと痛くなるくらい圧倒的な

孤独な姿に惹かれたのだった。。。

 

 

思いにふけっていたらたどり着きました。

法隆寺到着!!!

 

駅からバスも出てるけど、歩いても15分くらいなので

歩いて法隆寺まで行った。

昨日の雨が嘘のようないい天気!!!

まるで、皇子に「よく来たね!!」と言われてるみたい!!

(この時すでに、妄想大爆発してました)

 

 

朝一番で行ったせいか、人もまばらで貸切状態!!

ゆっくりと皇子と対話できたのでした。

 

 

こんなに人がいないってことは稀なんじゃないだろうか。

空気も澄み渡り、厳かな雰囲気に満たされた。。。

 

 

 

1400年前、ここを皇子が、蝦夷が活動していたと思うと

感慨ひとしお!!!

耳をすましていたら、その足音が聞こえてきそう。

 

 

旅行中、法隆寺にいた時だけ天気が良かったんだよね。

そんなところに運命感じちゃう〜〜〜

 

 

↑これが夢殿。

皇子が雨乞いのために立てこもり〜〜〜〜〜

この先はとても言えません。。

 

中を覗くと皇子のお姿が。

聖徳太子等身の秘仏久瀬観音像(飛鳥時代)が安置されている。

このお姿を拝見できただけでも来てよかったと思う。

 

 

厩戸皇子と言えば、少女漫画家のもう一人の巨匠

池田理代子先生も描かれている。

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

こちらも才気あふれる皇子というところは同じだけど、

人物像が山岸版とまるで違う。

池田版は、人徳にあふれ、人々から愛され、

もちろん家族、母からも愛され、夫婦仲も良く、

非の打ちどころのない人物として描かれている。

そして、蘇我蝦夷は天敵だ。

お互いに牽制し合う存在。。。

 

確かに歴史を見れば、敵対関係にあったとみても

おかしくないというか、その方が自然かな。

でもね、山岸版の蝦夷がいいんだよね。

皇子との愛憎がなんとも言えず。。。

(是非、ご一読を。。。)

 

それにしても、二人の巨匠が描きたくなるだけの

魅力が厩戸皇子にあるというのは間違いない。

 

また来たいなあ。

一生の間に、もう1度くることができるかな???

 

 

夢殿のちょっと先に中宮寺というお寺がある。

厩戸皇子の母、穴穂部間人皇后の御願で建てられたとか。

このお寺の御本尊の菩薩半跏像(伝如意輪観音)が

素晴らしい!!!

 

 

中宮寺のことは友人に教えてもらった。

法隆寺に行くなら立ち寄って見たら?と。

教えてもらってよかった!!!

本当に素晴らしい。

綺麗で優しく包み込まれるような像って

あまり見たことがない。

この古典的微笑(アルカイックスマイル)は、

モナリザをもしのぐかもしれないよ!??

 

本当に、心休まるひと時だった。

 

 

こうして、厩戸皇子とも会えたし、

アルカイックスマイルの菩薩様にも会えたし、

大満足の斑鳩の旅だった。

 

ここで昼食。

 

法隆寺を出てすぐのところにあるお店に入る。

 

 

そこで名物の茶粥を食べました。

おかゆの中におかきが入ってるのが面白い。

その昔、母がおかきのお茶漬けを好きだったのを思い出す。

あれは、ここからきてたのだろうか??

 

 

お味は、、、

割と普通でした〜〜〜〜チューチューチュー

 

さて、次は薬師寺に向かいます。!!!

 

馬馬馬馬馬

 

法隆寺から薬師寺はバスで行くのが一番いいと教えられ、

バスで薬師寺に向かいました。

ただし、バスは1時間に1本しかない。

先にバスの時間を調べててよかった〜〜〜

地方を旅するとき、バスや電車の時間は重要だ。

東京の感覚だと大変なことになるからね。

 

 

待ち時間も入れたら1時間以上はかかったのかな。

薬師寺に到着。

 

 

法隆寺にはいったことがあったけど、薬師寺は初めて。

ここも、やっぱり見応えありました。

 

 

お堂に入った時のあの空気!!!

これは法隆寺から始まって、どこへ行っても感じたけど、

一歩お堂に入ると空気が変わる。

厳かでキリッと引き締まるような空気。

その中で鎮座している仏像の姿に圧倒されっぱなしだった。

 

 

薬師三尊像もど迫力です。

もちろん、コロナの終息をお祈りしました。

 

 

薬師寺に着いた頃から、空模様が怪しくなる。

写真だと良くわかるね。

 

それでもこの後、薬師寺のすぐ近くにあるという

唐招提寺にも足を伸ばした。

 

おうし座おうし座おうし座おうし座おうし座

 

薬師寺から一本道だったけど、人が全く通らないから不安になる。

お店もなし。

ただお寺の塀が続いている。

こんな時は歌うっきゃないか!!!

と、鼻歌を歌ってようやく到着。

長く感じたけど、そこまで遠くはないんだよね。

ガイドだと500mだもん。

 

 

なんとなく、薬師寺と比べると地味な感じだけど、

ここがまたよかった!!!

 

 

金堂内に入った途端、圧倒されること間違いなし!!

乾漆盧舎那仏坐像、

木心乾漆薬師如来立像、

木心乾漆千手観音立像。

迫力にまずは驚かされるけど、そのお顔は優しい。

ただただ見惚れてしまいました。

 

 

この苔の絨毯もすごい!!!

でも、そろそろ雨が降り出してきたので

ホテルへ向かうことにする。

 

 

ちょっとその前に一息いれる。

傘とアイスを買いました。

アイス、美味しい〜〜〜〜〜

 

鳥鳥鳥鳥鳥

 

この日泊まるのは奈良駅近くのホテル。

温泉がついているので楽しみ!!!

 

 

部屋も昨日より広くて使いやすかった。

でも、ここは素泊まりにしたので、

また晩御飯をどうにかしないと〜〜〜〜〜

 

 

奈良駅前だから、どこかしら食べるところはあるだろうと

ふらふらと探索する。

 

 

レトロなローソン発見!!!

でも、晩御飯にありつけそうなところはあまり見つからない。

飲み屋はあるんだけどね〜〜〜

 

で、ここに決めました。

 

 

食事処というよりは、やはり飲み屋さんでした。

まあ時間も早かったし、ギリ大丈夫だったかな。

カウンターでいただきました。

 

 

お刺身が〜〜〜〜〜〜〜

抜群に美味しかった!!!!!!!!

量が多いかと思ったけど、ぺろっと食べました。

あと1品頼みたかったけど、流石にお腹いっぱい。

こういう時は、何人かで行って分け合いたいところだ。

 

で、ご飯も大満足で、温泉でゆっくりし、

また翌日に備えたのでした。

 

長くてすいません。

まだ続きます〜〜〜〜〜〜