一昨日の事。

職場から家に帰ったのが夜8時過ぎで その後、間もなくして

遊びに行っていた次女が帰宅するなり、

ねえっっ!! 変な猫がウチの前でグーグー唸ってるよっ!!

 

って、つ立ったまま私の方を見ながら叫んできた。

なに大きな声出してんだよ~(笑)また野良猫の喧嘩だよ。

と、返したけど次女が玄関から上がろうとせず、

喧嘩じゃないよ! 何か変なんだよ、

立ってるけど死にそうな感じっ! ちょっと見てみてよ!」と、

 かなりビビってて気味悪がってる様子だった。

たかがネコだけど、死にそうな感じっ!と聞いてしまったら

やはり様子を見にいかないと、

明日の朝、ウチの前で息絶えてるのも嫌だよと思い

懐中電灯を持って外に出てみた。

出てすぐに その妙な鳴き声は聞こえた。

次女が言うように、 グ――――ッグ――――ッって、

自宅前から鳴き声のようなのが聞こえる。


なんだ?

道路に居る奴にライトを向けると

後ろ足を引きずっててヨタってる、体が濡れた汚らしいネコ、

に一瞬見えたがネコとは違っていた。

 

うっ!? クサい!!!

なんだこの臭いは!?

獣の匂い? 強烈っっ!! クサい!!!


柴犬位の奴がグーグー唸りながら その場でグルグル回ってた。

 

何だ? コイツ!? 

汚くてよく見えなかったので、次女を後ろに下がらせて

自分は前に近づいた。


んーっ!?  あれは・・・

 

狸だっ!! あれ、タヌキだぞ!!

 

何とか歩けてるけど、かなり状態が悪そうだった。


保健所はもう終わっている時間。


取りあえず警察に相談してみようと電話をしたら

直ぐに署員を向かわせます!と言ってくれたので
来てくれるまで見失わないようにタヌキのむかう方向へ付いて

住宅街を静かに歩いた。 その間、二度倒れて全身痙攣を起こし

痙攣が解けると起き上がって歩くといった状態でした。

電話から20分後、警察のワゴン車が到着。

警察官がその場でうずくまっていたタヌキを両手でゆっくり持ち上げて

ケージに入れてワゴン車に入れた。 そして、



野生の動物ですから このまま山の方へ向かい放してあげます。

といって、静かに連れていってくれました。

一体、どこからここまで来たのか分かりませんが、

つい先日、数十年ぶりに予定になかった「證誠寺」に寄ったのが

思い返せば不思議に感じる・・・。